すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

初めて色を見た人が見たもの

色盲の人々が特殊メガネによって初めて7色を見た瞬間が感動的!!色盲「みんなこんな色を見ていたんだ…」 | コモンポスト


これは非常に興味深い動画です。色盲の人が特殊なメガネを掛けて生まれて初めて7色を見る、というもの。

ていうかそのメガネどんな仕組みなんですか!って思うんだけど、今回のケースは赤緑色盲、赤と緑が同じ色に見えるってやつ用メガネなので、光の波長をうまく加工して、赤を感じる(はずの)細胞、緑を感じる(はずの)細胞それぞれに独立して光を届けるようにしてるんでしょうね。


さてそれで、色盲の人たちの反応です。この動画は翻訳が付いてるので心配無用です。

特殊メガネをかけて7色を見た色盲たちは大興奮。誰もが感嘆の声を上げ「素晴らしい」「この色、今まで見えなかったの。ちょっと泣きたいわ」「私は他の人が世界を見るのと同じようには世界を見ることができないという事実に、これほど影響を受けていたなんて知らなかったわ」「絵を描いているときに150回くらいクレヨンを出し入れしているのを見るけど、その理由が分かった気がする。ここにはもっとたくさんの色がある」と語ります。

「色盲たち」って酷い言い草だな(笑)。まぁいい。みな一様に「なんて素晴らしい!」みたいなことを言う。今まで自分は色盲だなんて考えたことはなかった。でも他の人たちはこんな鮮やかな世界を見ていたのか。もう戻りたくない、みたいな。

想像するに、たぶんぼくがクスリかなんかをやって、ニルヴァーナを覗いてしまったら、こうなるんでしょうね(笑)。知らなければこれはただ当たり前のことに過ぎないのです。でも知ってしまったらそれこそ世界が「色あせて」しまう。そしてそこに焦がれるようになる。ここを退屈に感じるようになってしまう。


ところで色盲の人たちが垣間見たカラフルな世界が、ぼくらがいつも見ている世界とほんとうに同じものなのか?っていうと、それはわからないままなんですよね。まさにまさにあの「私が見ている青とあなたが見ている青は同じ色なのか」問題がここに再現されているのです。他人がなにを見なにを感じているかなんて結局は知り得ないのでした。

君と彼ら

www.youtube.com


なぜか今日はありあまる富が頭のなかをずっと流れてたので、ちょっと「彼ら」について考えていました。これについて書くのはむずかしい。

「彼ら」っつーのは歌の中で切り捨てられてるほうの人たちです。「彼ら」は「君」の何かを盗んだり、「君」を嘆かせるような言葉を言ったりする。でも僕らの(ほんとうの)富は奪えないし壊せないと。椎名林檎はそううたう。

この歌は名曲とされています。ぼくも同意します。時々聞く。

でもここで切り捨てられ一顧だにされない「彼ら」のことを思った。何歳か知らんけど「彼ら」も産まれて成長してそれなりの年なわけです。他人を傷つけることができるような年。でも人は勝手に育ったりはしないので、まぁふつうに、「彼ら」も誰かに優しくされたり誰かに優しくしたり、は、してるはずなわけです。それはいまもです。

もちろん椎名林檎もそんなの言われなくてもわかってるだろう。でもこの歌の中ではそういう側面が考慮されることはない。

誰にだってなにか良いところはあるんだよとか、そういうことを言いたいんじゃありません。ぼくは博愛主義ではない。この歌は、弱ってる人向けなんだなって、そう思ったということです。あるいはこの歌を聞くことで聞いた人の弱さがあらわになる。そんな。

「彼ら」のまったく無価値なものとしての扱われかた、この遮断具合にはちょっとゾクゾクします。まぁ弱ってる人向けだからね。他人に情けを掛けられるのは余裕ある人だけだ。

ぼくは誰かにとっては「彼ら」だったりすると思います。それはふつうのことです。

どうしても特定の個人を識別したくない


胡散臭さに定評ある2社の胡散臭い提携の記事なんですけど笑った。なぜかと言いますと……

 Yahoo! JAPANは、特定のクライアントによって出稿された広告に関する閲覧履歴情報を、特定の個人を識別することができないように加工した上でCCCに提供。一方、CCCは、特定の商品に関する購入履歴情報を、特定の個人を識別することができないように加工した上でYahoo! JAPANに提供する。これを受けて両社はそれぞれ、自社媒体のクライアントに対して、効果的な広告出稿について分析した統計レポートを作成・提供するとしている。

 また、CCCは、Tポイント会員が購入した商品、利用したキャンペーンやサービスの履歴(Tポイントの利用履歴を含む)に関する情報や、CCCが独自の基準で分類したユーザーの興味関心分野や推定したユーザーの属性に関するデータを、特定の個人を識別することができないように加工した上で、Yahoo! JAPANに対して提供。Yahoo! JAPANはその情報を、個人を特定することなく、行動ターゲティング広告の配信精度向上のために利用するという。


特定の個人を識別しないことに拘りすぎィ!(笑) どんだけビビってんだよ。CCCがTカードの個人情報提供で叩かれまくったことがよっぽど堪えたんでしょうかね。

しかし「個人を特定しないターゲティング広告」ってどんなんだ。30代独身男性趣味はアニメ、みたいな分類で配信すんのかな。そして最後はぼくの入れてる広告ブロックプラグインの餌食になるというわけです。頑張ってくれたまえ。

Ingressに続くGoogle様の新しい位置ゲー


エンドゲーム:ナントカカントカ。すこし前に本売ってたヤツっすな! ちなみに本のほうのレビューは「何言ってんだかさっぱりわからん」と散々ですよ。買ったけどかなり厚いしぼくはまだ読んでない。


ENDGAME ‐ THE CALLING エンドゲーム・コーリング

ENDGAME ‐ THE CALLING エンドゲーム・コーリング

  • 作者: ジェイムズ・フレイ,ニルスジョンソン=シェルトン,金原瑞人,井上里
  • 出版社/メーカー: 学研マーケティング
  • 発売日: 2014/10/07
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る


20世紀フォックスによる映画化も予定されているようで、マルチに展開してくってことらしいです。

Endgame:Proving Groundにおいて、プレイヤーは12血族から1人のキャラクターを選び、世界中にある現実の場所を巡って、インタラクティブなストーリーに参加します。プレイヤーはキャラクターをカスタマイズして、世界中に散らばった特別な「鍵がある場所」の近くにおいて自分のモバイル端末使用し、仮想のプレイヤー対プレイヤーの戦いに出場します。


Ingressでは青と緑しか陣営がなかったのが、今度は12種類もあるようです。設定上だとどうも数百あるっぽいので、多分戦いのなかでどんどん減ったんじゃないですかね。ちなみに日本と思われる血族もあります。でもみんながそれ選択しちゃったら面白くないのかな。

さてとりあえず事前登録してみたものの英語だ。英語。アイキャントスピークだし読めない。予想だけどどうもこれはIngressよりストーリー性のあるものになるんじゃないのか。Ingressだって背景にちゃんと物語があって時々メッセージは届くし動画も届いて英語でなんか語ってる人も映るのだけどぼくはまったくそれらすっ飛ばしてただポータルをハックしたりリンクしたりしてるだけです。そんな人にこの新しい位置ゲーは楽しめるものになるんだろうか?

さらに、世界を舞台に展開する物語なのに、ぼくの行動範囲は東京23区のうちの4つ5つくらいの区だけです。それで世界に関与できるんですかね??? そのあたりどうやって盛り上げてくのか興味あります。

エージェントはみなスマホ2個持ってIngressやりながらEndgameもやるのか? それともIngressは徐々に衰退していってしまうのでしょうか。現実の上にレイヤーを被せてそこで「あなたの周りの世界は、見たままのものとは限らない」とか言ってた、その上にさらに新しいレイヤーが被さってしまうのでした。

コピーはぼくか?

karapaia.livedoor.biz


この分野には関心があるので、この手のタイトルの記事は一応読んでみてそしてまぁこんなものかなーと思うことがほとんどです。が、今回のは面白かった。割と。いや、エミュレーションはできるの?なんてのは古い話題なんですけど、その周囲の、誰が何を言ってるのか、ってのが意外に充実してました。

 技術的特異点に関する著述で知られる発明家のレイ・カーツワイルは、脳のアップロードは23世紀までに可能になると宣言した。この分野において、現在最も有名な取り組みは、ロシアの大富豪が資金を提供する2045イニシアティブと呼ばれるもので、「個人の人格を高度な非生物キャリアに転送し、不死も視野にいれた延命を図る」ことを目的としている。


シンギュラリティ教の教祖、レイ・カーツワイル。あれ? 2045年に技術的特異点が来るって言ってるのに、脳のアップロードはまだずいぶんその先なんだ。ふ〜ん?

 この問題については深入りしない者もいる。彼らにとっては、コピーがあなただと感じていれば、それで充分なのだ。哲学者のデイヴィッド・チャーマーズは、私たちが毎晩、眠る前に意識を失うことを指摘する。そして、目覚めたとき、それについては特に何も思わない。「目覚めは正しく新しい人格の始まりにも少し似た、新しい幕開けです。それでいいのでしょう…ならば、再構成的なアップロードもそれで構わないということになります。」


チャーマーズはラディカルな感じですね。そうそう、実は夜寝るのと死ぬのとは大差ない、って考えはあるんですよね。意識がなくなって、死んだ場合はたいてい意識はなくなったままで、眠った場合はたいていはしばらく後に意識が回復するってだけで。死んだと思ったけどそうでない人もまれにはいるし、まれには眠ったきり目が覚めない人もいる。単に多い少ないの話なんだけど、なぜ寝るのは怖くないのか?

 ウィスコンシン大学の神経学者ジュリオ・トノーニは意識を「夢を見ない眠りに落ちるとき薄れ行くもの」とシンプルに定義している。近年、彼やクリストフ・コッホなどの科学者たちは、脳の様々な部分の間にある極度の複雑性と繋がりから意識が浮かび上がる時点について、理解を進展させた。「意識を有すためには、大きなレパートリーを持つ高度に分化した状態が備わる単一の、統合された実存が必要」とコッホは記す。極めて抽象的で、自己を他の容器に移し替えるその意味についてはほとんど何も教えてくれない。


コッホの本最近読んだ気がする。要はある程度の複雑さがある脳でないと自己意識は発生しない、って言ってるんだと思うんですが、まぁ確かに記事の言うとおり、脳のエミュレーションとは別問題ですね。


「脳のアップロード!」とか気楽に話しててそれが実現すれば全部解決するみたいな感じの人は、難問である「コピーは自分なのか?」ってのについてどう考えているんだろう、と思っているんですが、そもそもこの問題に対しては2通りの人がいるようです。いや、このことをまるで問題と考えない人と、他に比べるもののないような大問題と考える人、ですかね。

脳のアップロードができたとして、それはぼくなのか。電脳空間に住まうことになったとしてそれはぼくなのか。クローンはぼくなのか。問題に感じない人たちは嬉々として技術的なことだけを話題にし続ける。問題に感じる人たちはいつまでも問題の周囲をぐるぐるまわり続ける。そしてこの2タイプは互いに行き来できないというか、前者は後者が何について語っているのかそもそもわからないし、後者は前者をどうしてこんな簡単なことに気づかないの?と思ってる。

問題そのものももちろん面白いんですが、どう説明したら互いに相手の立場を理解できるようになるだろうか?って考えるのも面白いです。ぼくは心情としては後者なんですけど、チャーマーズの「本人が自分は自分だと思ってるんなら別にそれでいいだろ」ってのも好きなんですよね。

LVL14になりました #ingress

LVL13になったのは2/28、半月前ですね。前回のあらすじ。

それで次のLVLなんですけど。14。プラチナ2個。1個はRechargerで獲ってるからもう1個ですね。候補はTrekkerであと120Km歩くか、もしくはSpecOpsであと75個ミッションをこなすか。こりゃ、どっちも歩く系のメダルなんでよかったですね。ミッションどんどんこなしてけばどっちもプラチナに近づくわけです。バージョンアップで近所のミッションが表示されないバグも直ったようだし、明日からまた特殊作戦部隊員として頑張っていきましょう。

上記の通り。ミッションをひたすらこなしていました。この週末で30件くらいやれば完了、ということになり、昨日は早起きして夜までやってた。まぁ途中飲み屋で飲んだりしながらですけど(笑)。ちなみにミッションが表示されないバグは完治してませんでした。やっぱり表示されない時がある。それに、ミッションに組み込まれてるポータルは足元に黄色い輪が出ますが、あれも出ない時があるので油断できないという。

そして昨日のうちに残りあと3件!というところまでやってしまいました。3.6万歩ほど歩いた。そして今日は午後から外出して、さくっと残りの3件を実施。ところが、プラチナメダル2個というLVL14の要件は満たしたものの、AP(いわゆる経験値)が15万ほど足りません。なのでそのあとは秋葉を歩きまわってふつうのエージェント活動、敵のポータルを壊してレゾネータを植え、リンクを張りCFを作り、というのをひたすらやってました。

そしてめでたくLVL14に。お疲れ様。自分へのご褒美と言うことで甘いものを食べてしまった。Ingressで痩せるとか嘘に違いない。


さて次のLVLですが。15。プラチナ3個。実は歩きまわったのでTrekkerも今日プラチナになっていました。Recharger、SpecOpsと合わせてプラチナ3個は既に達成済みです。つまり、15になるためにはあとはAPだけ。今日と同じようにひたすらふつうのエージェント活動をしてAP700万を稼げばよい。と言ってもこりゃ相当なもんだな。100時間ちかくやらないとダメなんでは……。

多分最後のLVL16を見据えてやったほうがいいんでしょうね。オニキス2個プラチナ4個。いまプラチナになってる3個のうち2個をオニキスにして、そのほかにもうひとつプラチナがいるのか。ここまで来ておいて道のりはまだ全体の1/3程度、という感じです。

HTC RE Cameraの写りが思ったより良いのでお気に入り


台湾のスマホメーカーHTCが発売した「RE Camera」という"レンズだけカメラ"があるのですが、それで撮った写真を貼ってみます。Engadgetのレビューがとても良くて欲しくなってしまった。広角大好き人間ですので。

HTC RE Camera レビュー:無意味な写真を撮りまくるための超小型カメラ、タイムラプス動画付き - Engadget Japanese

定価は200ドル。日本では売ってなくて、アマゾンで5割増しくらいの価格で並行輸入品が売られてたんですが、今見たらだいぶ下がったみたいです。売れてないんだろうな(笑)。ぼくは1ShopMobileで買いました。


見た目の通りに、下のパイプ部分をぐっと握ります。人差し指のところにボタンがあるけど、それは動画撮影時にスローにするためのボタンで、シャッターはレンズの反対側にあってそこを親指で押します。電源スイッチはありません。最初の起動時はシャッター長押しですが、あとは握ってない時はセンサーが感知して自動でスタンバイモードになります。

一応防水。底部の蓋(三脚ネジ穴にねじ込み)を外すとmicroUSBコネクタとmicroSDのスロットがあります。買ったら8GBのが挿さってた。

スマホとWi-Fiで繋いで、SONYのレンズだけカメラのようにアプリをファインダーにできます。が、そういう面倒なことはしないですね。基本ノーファインダー。ぱっと取り出してぐっと握って撮る。そんだけです。ただし、想像できると思いますが。水平が取れません(笑)。まー水平にしたつもりでもナナメってる。何枚か撮ってみてよさそうなのを選ぶことになります。それかもう、水平垂直なんて気にしねえ!で撮るかですね。広角なんだからそれも面白いですよね。


では以下に写真を。天気悪い写真が多くてそこはイマイチなんですけど、かなり端までしっかり写ってる気がします(画素数はそれなりですが)。あと歪みがほとんどない。ほんと直線が直線に写ります。安い広角なのにすごいと思う。リンク先からオリジナルサイズも見られます。



秋葉原のヨドバシカメラ前。このパース!



神田明神の女坂を上から見たところ。中央奥にUDXが。



大手町。



丸の内。



これは国立新美術館のメディア芸術祭受賞作品展に展示された、Ingressの『啓示の夜のパワーキューブ』です。さすがに暗いのでぶれてる。でも気を付ければ結構イケる気もします。



国立新美術館内部。やっぱ広角はこういうバーンとしたのがいいですよね。



上野の立ち飲み屋「カドクラ」店内。



湯島天神男坂を下から。咲いてました。


いかがでしたでしょうか。写真の腕はないので(笑)、あーこのくらい映るんだふーん、とでも思っていただければ幸いです。