すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

世間の正しさ

よし明日は一日Ingressだ、なのでまず朝から風呂ね!と昨日のうちに計画を立て、わざわざ早起きして御徒町のサウナに行ったんでした。朝4時からやってる。そんなに早く行ったわけではないですが。

で、頭洗って体洗って、とりあえず湯に浸かってふへーとか言って、ちょっと休んでからサウナのほうに行ったわけです。中はテレビついてて、先客で、お爺さん、と呼んでもよいような年の男性2人がいました。

テレビはなんか障害者ネタのをやっている。麻痺で、首から下がぜんぜん動かない男性が、吐く息でタイピングできる装置で、自分のことについてネットに書き込みをしている。2ちゃねんねるですかね。すると心ないレスが付くわけです。お前もう生きてる意味なんかないよ死んじまえ、みたいのとか、税金払ってる他人に感謝して大人しくしてろ、みたいのとか。

そしたらそれまで黙ってテレビ見てたお爺さん2人が怒りだしてね。本気で怒ってるわけです。なんていう酷いことを言う奴らだ。けしからん。とんでもない。もし自分がそうなったらということを想像もできないのか、と。今まで静かだったのに声を荒げて。かつ、2人で怒ってましたが2人とも別に知り合いでもないようでした。

それを見てぼくは、ああそっか、ここ怒るところなんだ、と思って、怒るほうが多分健全で、このお爺さんたちは良いのだ、と感じたんでした。ぼくはこういう、ネットでなにか書くと付くクソみたいなレスを、ふつうのことだと思ってた。ふつうで、気にするほどのことじゃないって。もうそれに慣れっこになって長い年月が過ぎてしまってた。ほんとはやっぱりおかしいのかもねって、そう感じました。これはおかしいのだってきちんと感じられる人がまだいることを、好ましいと思った。

ただぼくは、もし自分がそうなったらってことを想像はできても、その確率が低そうだったらとりあえず無視して進めるタイプなので、まぁそれとこれとは別だと思ってます。あと、口には出さなくても内心はどうだかね、ってのもあるだろう。口に出さないのが大事なんだよってのはわかってますが。

バードマン観てきた

www.foxmovies-jp.com


映画観てきた記事書くたびに毎回ことわってるような気がしますが、ぼくはできるかぎり事前に情報を入れないで映画を観るのが好きです。今回も、観に行った動機は「ずっとワンカットで話が進んでいく」というところでした。あとストーリーは、アメコミヒーロー「バードマン」だった人の話だと。そんだけで観に行った。

で、この映画、あとで紹介記事を見たんですけど、また(ベイマックスみたいに)予告編詐欺らしくて、人気俳優だった父親が再起を賭けて、みたいな見せ方をしてるんですかね? いやぜんぜんそういう映画じゃないっていうか。だって冒頭から、ブリーフ一丁で座禅組んだ初老男性が宙にぷかぷか浮いてるんだもん。そういう映画じゃないって(笑)。

撮り方は面白かったですね。ワンカットで、空間は全部つながってるように見えるけど、時間はつながってるわけでもない。カメラがどこかにぐっと寄った時に、見えないところは全部入れ替わっちゃうような、そんなふう。でも繋ぎはうまかったなぁ。

ちょっと奇妙な肌触りの映画で、どういう感想を言ったらいいのかよくわからないのですが、なんとなく雰囲気はマグノリアに似ているような、そんな印象を受けました。俳優がみな、うまい。演技に見えないっていうか、普段からそういう(頭おかしい)人なんでしょうって感じ。主人公の娘役の人のイッちゃってるっぷりが良かったなぁ。ラストの表情も最高だった。

Apple Watch予約済

今日は割と仕事的に余裕があったので、16時少し前に休憩スペースへ。16時になってからiPhoneのApple Storeアプリを起動すると、まだストアメンテ中の表示。何回か起動しなおしてもメンテ中。予約開始時間の16時1分を過ぎてもメンテ中。どうなってんのかなーと思いしばらく同じように起動しなおしてると、16時2分を過ぎてやっとオーダーできるように。お気に入り登録してあったモデルを即カートに放り込む。素直に注文完了するかと思いきや、なぜか氏名のカタカナ入力を要求された。これ毎回入れ直してる気がするけどどうなのか。入力・送信・注文完了。メールが届くとお届け予定日は4/24〜5/8となってました。16時3分にはすべてが終わってた。何食わぬ顔して仕事に戻ったけど今日の一番大事なオペレーションは完了済という。

あとは待つだけですね。ショップ行っても触るには要予約みたいだから別にいっか。人様の撮った動画で充分かな。今見るとどのモデルも軒並み出荷予定6月になってますね。早く注文できて良かった。

現象と解釈

karapaia.livedoor.biz


去年の記事で、読んだ時はへえーとか思ってたんだけど、よく考えると相当おかしいなこれ。

どこがおかしいのかと言うと、読んだ時に納得してしまうその構造の根拠です。人をけなしたり批判するのが好きな皮肉屋は脳に損傷を受ける。ちょっと読むとこれ「ああ、悪いことってできないんだなぁ〜」なんて思っちゃうじゃないですか。

でもこれおかしいですよね。まるでそれじゃ、神さまが罰を与えてるみたいじゃないですか?

ふつう、人の体は、よく使うところは発達し、そうでないところは衰えるものです。筋肉もそうだし、脳だってそうですよね。だから、けなしたり批判したりを繰り返していれば、脳のそういう部分が強化されて、どんどんそれが上手になっていくだけ、であっても変じゃないというか、むしろそうならないとおかしいのでは。

けれどなぜかそうではなく、他人を疑ったり信用しないことは脳を傷つけるほうに働く、というのです。ふしぎですね。

使うと発達し使わないと衰える、の他に、なにかが体に変化を及ぼすことでぼくが知ってるのは、ストレスが掛かると胃がやられるってやつです。それに似てるのかな。もっとも胃の場合は胃液が増えるのに胃粘膜が弱まるってのが原因らしいですが、さて脳はどうやって損傷を受けるのか。けなすのも批判するのも疑うのもみな、ソフトウエアの話です。情報処理のはなし。ウイルスに感染したところでPCは壊れたりはしません、が、脳は悪いデータを処理することで物理的な損傷を受けるというのです。さてなにが起きてるんでしょうね。

だいたいおおむね、文章としてなんとなく論理的(「なんとなく論理的」なんてものがあるのかどうか)に繋がれば、ぼくらは「へえー」と思ってしまうものです。「ストレスを受けると自律神経がやられて胃に穴が開きます」と言われればなるほどそうかと納得するけど、この説明が「ストレスを受けると脳の防衛機能が働いて体はそれに耐えられる状態になります。人間は昔からいろいろなストレスを受けてきたので、それに適応できるような仕組みが備わっているのです」って言われたとしても、やっぱりぼくらは「へえー」と思ったに違いないのです。深く考えてなんていないっていうか。

そもそも「ストレスで胃に損傷」「疑い深いと脳に損傷」ってのは、なんなのか、どういう意味を持つのかってのがある。これは「適応できていない」ということなのか。それとも(恐ろしいことに)「適応の結果」だったりするのか。つまり、耐性の低い遺伝子が次世代に伝わらないようにするしくみ、だったりすることもあるんじゃないのかとか……。

VAIO Phoneを買うのはこんな人

getnews.jp

――端末の種類も豊富ですね。先日発表されたVAIO Phoneの反応はいかがでしょうか?


どんなユーザーが格安スマホを買うのか、というヨドバシ秋葉への取材で、VAIO Phoneの話が出ていました。以下、強調はぼくによるものです。

各サイトやSNSなどでネガティブな情報が多く出ていたので少し心配していましたが、正直、予想していたよりも反応が良く、シニア層を中心に売れています。「VAIO」というブランドネームや「国産」に対する安心感が大きいようです。

ASUSやファーウェイのSIMフリースマホは、ガジェットに詳しい人であればお馴染みの信頼できるメーカーやブランドですが、「安くなる」という情報だけで興味を持たれた人にとっては未知の会社です。どんなに良いモノだと説明させていただいたとしても納得感は薄いのではないかと思います。

特に購入される世代の方々にとって、VAIOというネームバリューは説得力があり、安心感を求める人にとっては魅力的な商品として映るのではないでしょうか。現に、VAIO Phoneが格安SIMデビューのきっかけになっていたりもします。


要するに、ふだんネットなんか見ない情報に疎い層が買うスマホがVAIO Phoneってことです。そもそもスマホいらないんじゃね……って気もするがどうなのか。ガラケーはもうカッコ悪い、かと言ってらくらくスマホじゃ恥ずかしい。ん、なに、VAIOか、SONYか……!って感じですかね。ぜんぜんSONYじゃないが。


【9424】日本通信 「腕時計にブランド付与で50万円以上 水をペットボトルに入れれば石油より高価 VAIO Phoneも同様 」 : 市況かぶかfx速報!2chまとめブログ


おめでとうございます。そこらで拾ってきた海外製スマホにVAIOのロゴ付けて価格倍にして、そんなクソみたいな商売で誰が騙せるんだよ、と散々な評価を受けていた日本通信とVAIO Phoneですが、ちゃんと売りたかった客層(金持ってる××)を掴んでいるようです。なるほどオレオレ詐欺も減らないわけだよなー。

SONY Xperia E4g買ってみました

今年2月にE4っていう新興国向けの安いXperiaが発表になって、でもLTEとかなくって、そしたらそのわずか2週間後にE4gっていうLTE対応のが出ました。おんなじ形してLTE付いてCPUもアップグレード。

……と思ったらなんと、ディスプレイのサイズが違う! E4は5インチなのにE4gは4.7インチと小さいのです。もちろん本体も小さい。つまりこれ全部再設計ですよね。SONYなに考えてんだろう。


www.youtube.com


そんなわけで、当初はLTEを取るか価格を取るかで悩んでいたのですが、本体サイズからして違うとなったら話は別です。デカいのはiPhone 6 Plusで充分だ。E4gを注文しました。もちろんSIMフリーです。

今のところEXPANSYSですら予約受付中の新製品です。まだほとんど日本には入ってきてないんじゃないかな。

ムービー見るとわかりますが、さいきんの他のXperiaとデザインがちょっと違います。まるっこい。側面背面をおおうカバーはプラスチックです。高級感はないけど別に安っぽいこともない。カジュアルな感じでよいと思います。そしてこの手のカバーはなかなか外せなくてヤバいのが多いのですが、E4gは簡単に外れました。microSIMやmicroSDを挿すにはカバーを外してやる必要があります。電源ボタンはおしゃれに金属製です。

CPUはQuad Coreの1.5GHzとなかなかです(MediaTekだけどw)。AnTuTu Benchmarkの結果は3万ほどでした。Zenfone 5が2.3万、Nexus 5が3.7万なので、まぁその中間くらい? 価格的にはミドルよりちょい安く、性能的にはミドルよりちょい上という(しかもSONY製という)、なかなかお買い得なモデルなんじゃないかと思います。

ディスプレイ解像度は960×540ですが発色はまぁまぁよい感じ。カメラは背面4.9M、前面2M。RAMは1Gでストレージ8G。おまけのFMラジオとNFC。これでイギリスから輸入で送料込み2.25万円でしたよ。カメラ屋で聞いたことないメーカーのSIMフリー買うよりよかないですか?


使い勝手ですが、セットアップでいきなり日本語を選べるので楽です。日本語も使えますレベルではなく完全日本語化されます。IMEはストアで適当なの入れてやればよし。APN設定はなーんも入ってませんのでSIM買ってきたら自分で入れます。まぁふつうだし皆様そんなのよゆうでしょ? SONY製アプリが大量に入ってるしホーム画面もガジェットだらけですが、まぁ好きに削除すればよいかと。あとはもうふつうのただのAndroidです。Lollipopへのアップデート予定もあるそうです。

マイナス面。本体側面背面のプラスチックカバーが梨地加工でさらさらですべります。本体小さめなのに正直ホールドしにくい(ただしカバーにストラップホール有)。あと電源ボタンが非常に柔らかいです。手に持っててつい親指が触って押してしまうこともあり。あとコンパスがありません。イングレスしにくい。それとmicroUSBコネクタが左側面にあります。充電しながらイングレスしにくい。あとタッチパネルの感度精度がなんとなくいまいちでイングレスしにくい……。

そう、ぼくは片手でさくさくイングレスできる端末を求めてこれを買ってみたのですが、その目的のためにはどうも合ってなさそうだなと(笑)。非常にいい端末ではあるのですが、イングレス的にはどうもいまひとつかな。ふつうに使う分にはなんの問題もないですけどね。

神は退場し盲目の時計職人が現れる

進化の謎を数学で解く

進化の謎を数学で解く


新しい本。買ってきました。まだ読んでないけど。先日読んだ『理不尽な進化』が非常に良かったので、ここらでもう少し頭のなかの進化論を更新しておこうかと思いました。こういうのって子供のころ学校で教えられた知識のままで終わってるからなぁ。

●"最適者"はどこから来るのか?
新しい種が生まれた時、なぜそれが古い種にとってかわるのか?
ダーウィンは、それを「自然淘汰」という考えで説明した。
環境の変化に適応できない古い種は淘汰されていく、それが「進化」なのだと。


しかし、では、どうして都合よく、新しい環境に適応した新しい種は生まれるのだろうか? 自然淘汰は、最適者を保存改良することはできる。だが、その最適者はどこからやってくるのか? ダーウィンがどうしても解けなかったのが、その「最適者の到来」の謎だった。
今、5000次元の組み合わせを解くことのできる数学とコンピューターが、「最適者の到来」の道筋を解きあかしつつある。


そうそう、こちらの問題はどうなってるんだって話です。突然変異と自然淘汰の組み合わせにしては、生命、うまくできすぎてねえか?ってやつ。どう考えても偶然にはできなそうなものができちゃってる。バラバラになったパーツをビンに入れて振ったら勝手に組み上がって時計になったような、それよりもさらに確率が低そうなモノが生命として存在している。その謎が解き明かされつつあるという。

うまくできすぎてる→そんなにうまくできるはずがない→神!とか「知性ある何か」!とか、そういうのを要請というか召喚しちゃう人たちがいるわけですけど、その必要はないわ、っていう。5000次元があればいいっていう(笑)。なんだろうな5000次元。すごそうだが。

しかしそんなマジックみたいなことは起こるんでしょうか。偶然の偶然をターボ掛けてさらに加速するような。読んでない現時点では半信半疑、いや8割くらい疑です。面白かったらまた感想書きます。