すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

部屋まるごと落下動画


最初に記事のほうの写真見たときは、高高度で弾道飛行やる飛行機で機内を無重力状態にするアレかと思ってました。猫もいるって書いてあるし。しかし違ってた。部屋の中身ごと空中に放り出されてた。

とにかくシュールな絵柄なので一見をお薦めします。テレビ、テーブル、ソファ、そしてそこに座ってる人が一体となってぐるんぐるん回っててシュール過ぎて笑います。

そんでドカーンと地上に激突。すごい動画ですね。日本じゃ絶対撮影許可降りないだろうな。いや、こんなのやっていいのかどうかわからなくて、役所に問い合わせて、前例がないので……みたいな感じで強く自粛を要請されるパターンかな。

猫は飛んでなさそうですね。動物虐待になっちゃうよね。

そしてふところから製品を取り出すのですが、3000mから落ちても大丈夫!ということではなかったようです。面白かったけどいまいちCMとして何をアピールしたいのかわからない(笑)。どんな状況でも楽しめるってことかな。

彼らのお嫌いなもの


これは良記事でしたね。ISILはいったい何を怖がっているのか?

彼らの世界観の中核を成すものは、ムスリムとその他のコミュニティーは共存できないというものだ。そして彼らは毎日アンテナを張り巡らせて、その説を裏付けする証拠を探している。だから、ドイツの人々が移民を歓迎している写真は彼らを大いに悩ませた。連帯、寛容、・・・・それは彼らが見たいものではない。


"「全世界のムスリムVSそれ以外の人々(十字軍)」という構図を狂信する彼ら"は、世界が分断されていくことを告げるニュースを喜んで見ている。フランスが狙われたのも移民に寛容ではないと思われているから。だから、その反対のものを見せつけてやればいいのだという。

非常に示唆に富んでると思います。そして西側もそれに気づいてはいて、世界を3つに分けようとしている。つまり、ISIL、イスラム社会、その他、ですね。すくなくとも建前上、ISILはイスラムじゃないよってことにしている。イスラム社会もある程度この構図には乗ってます。

でもなんでしょうねぇ日本のマスコミは。西側のニュースで避けている表現を頑なに使いまくるのよね。



「イスラム国」って言うな!って言ってんのに。イスラムへの偏見を生み出すのに加担しているようにしか見えません。西側がイスラムコミュニティに戦争を仕掛けようとしている。そこに日本も乗ろうとしている。そう見せたいのかなぁ?って思ってしまいます。勘ぐりすぎですか? でも、そういう考えすらもなしに「イスラム国」の名称を使い続けてるとしたら、ただのバカです。ただのバカである可能性も排除できないところが恐ろしいのですが。


元人質の人は空爆に反対してる。ISILの思う壺だから、という理由で。この件は難しいですね。空爆は問題を解決するのかしないのか。フランスは手を強め、カナダは手を引いた。でも空爆を止めたらどうやってISILの増長を防げるのか。そして仮に空爆という暴力を振るった結果ISILが滅んだとして、その先にほんとうにイスラム社会と仲良くやっていける未来があるんだろうか、みたいな。

なぜ猫画像を拡散するのが気持ち悪いのか(わからなかった)


ほほー、どうして?って思って読み始めたんですけど、途中まで読んでもなんのことについて話されているのかさっぱりわからなくって、待って待って、と思って最初から、気合入れて読みなおした。でもやっぱりわからなかった(笑)。

ここまでわからないのは面白かったなぁ。よほど、生きている空間がぼくと違うのか、と思いました。わからないのはぼくだけでもないようで、リプライでもそう思われるツッコミがかなりあった様子が伺えます。そしてこの人、他人を刺激するような書き方なんだよね。



でもいったい何が気持ち悪いのかわからず。ご本人もあとのほうのツイートで"「気持ち悪い」というのは、ほんとに「気持ち悪い」としかあらわしようがない気持ちで…。"と仰ってるので、何が、というのには無自覚な部分があったんじゃないかと思います。


ぼくも猫画像をRTする人なのでこの件に引っかかったわけです。ぼくのふだんのツイートは攻撃的な部分があって、他者に対する憎悪や差別感情がむき出しなものも混ぜるので、なんか打ち消しというか、猫とかそういうツイートも混ぜたほうがいいだろうと思って意識的にやってる。猫好きなんだなと思ってもらいたい(笑)。猫は好きですけど、かわいい猫画像を自分から探しにいったりはしないですね。ただTLに流れてくるヤツのなかで気に入ったのをRTしてるだけです。

それとは別に死体画像とかグロ画像も好きで、これは例えばポッカキットさんとか《検閲》とか毎日見てるくらいで、自分から見に行ってると言えます。でも死体画像はTLに流しませんね。それは猫と違って、不快に思う人が多いだろうからです。もちろん猫画像を不快に思う人もいるかもしれないです。そんなのあたりまえです。でも、差し引きで考えたら、猫画像の場合は不快に思う人は少数派で、トータルではウケる。と考えて、TLに流してるのです。ごくごくまれに、いやこれは見て欲しい死体画像だな……というのがあった時は"【閲覧注意】"とか書いてURL貼ったりしますが、それも、多くの人は不快に思うだろうけど少しでもわかってくれる人がいたらいいな……と考えて、多数のマイナスを一部のプラスが相殺してくれる期待からやってるわけです。考えなしにやるはずもない。


わからん、わからん、いったいこの人は何を言いたいんだ……と思い繰り返し読んだんですが結局わからず。でもあとでこの人のTLを見に行ったら、なんとなくそれっぽくまとめられてた。



これ読むと、あたりまえじゃんって思う。思った。そのあたりまえのことを、ぼくがしてることを、この人は他の人はしてないと、どうやら思ってたのかな? そのズレがあって、この人の一連のツイートはさっぱりわからなかったのかも知れないなと思いました。わざわざ言うまでもないことだろそれってやつです。



ええーそういう話だったのー。この人のアイコン初めて見たからどういう人なのかわからなくって時間を費やしてしまったよ。

パリのテロのこと

ぼんやり考えてますけど、とりあえず、SNSのアイコンをトリコロールでデコったりするのは止めようと思ってます。フランス国旗はフランスの象徴のようであって、実際には、そこに移民の人たちを含んでないような気がするんですよね。いっぱい殺された側の、もともとのフランス人の人たちに寄り添いますよってメッセージではあるけど、移民の人たちのこともなんとかしますよ、とはたぶん言ってないですよね。

なのでぼくは、より難民たちに近い位置にいる移民の人たちが、自分たちのことが忘れられているような気分になるのはよくないだろうなぁと考えてまして、だから、トリコロールを掲げる人が増えないといいなと思ってます。ありがちな逆張りなんですけど、シリアやイラクやレバノン他、日常的にテロが起きてる国で死んでる人もいるのに、そっちはなんで放って置かれてるの、って言われて、うまく答えることは難しいですよね。

でもほんとうは答えは簡単なんですけど。人の命はぜんぜん平等じゃないってことですよね。そして問題は、命が平等じゃないとき、命が安い方の人たちに、平等じゃないけど我慢してもらうためにはどうしたらいいのか?ってことです。平等になんかできるわけないんだから、そこを考えるしかないんじゃないかと。


ISと対話して云々、みたいなこと言って炎上してる人が何人かいました。これはたぶん言い間違いなんだろうなぁと思ってます。対話は無理だし意味ないです。必要なのは、彼らがどうしてこんなことをするようになったのかを正しく知って、問題を解消することだと思います。でもそれを本人たちに聞いちゃだめってことです。自分のことなんてわからないですからね。あーあと酒飲んで話せばどうこう言ってる人たちがすこし前にいましたけどイスラム酒禁止ですからね(笑)。


アメリカで、ISはイスラムじゃない、みたいなこと言ってるイスラム団体の人がいました。でもこの手の発言も、本当だろうか?ってぼくはすこし疑ってます。本当の場合と、本当じゃない場合があると思います。ISがあんなふうに怒ってテロ仕掛ける気持ちはすこしわかる。でも、それを言っちゃうともっとひどい目に遭うだろうな……って思って、あんなのはイスラムじゃない!って言ってるってことは、ないんだろうか? ふつうのイスラム教徒の人たちの気持ちは、ISと、キリスト教徒と、どっちに近いのかはちょっと聞いてみたい。

arrows M02買った

arrows M02/RM02 - スマートフォン - FMWORLD.NET(個人) : 富士通


富士通製のSIMフリースマホですね。MVNO経由で入手できます。税別29,800円でした。

地味な見た目なのに基本機能充実、いろいろ細かいところも気を使ってる、ってのがいいなと思って。まぁ国産のちゃんと使えるAndroidを1つ持っておくのもいいかなと。

MILスペック準拠で防水防塵、衝撃振動高温低温に強い。なのにGショックみたいな見た目ではなくふつーのスマホってところがいいです。つーことはGショックもタフブックも実はあんな見た目にしなくてもいいんでは……という気もしてくる。

5インチの有機ELパネルで、iPhoneなんかと比べても発色が派手で鮮やかです。いやこれが本当は普通の色なんだろうな。解像度はフルHDではないですが別に気にならない。画が綺麗なので動画を見るのが楽しいです。

バッテリーは公式サイト見ると3日持つとか書いてあるけどこりゃ嘘です(笑)。ぼくがぼくのiPhoneと同じような使い方をすると1日持ちません。iPhoneも実は3日持つのかもしれんな。そして結構、使ってると温かくなります。熱い、まではいかないけどホカホカです。ホカホカスマホ使ったことないのでびっくりした。どうしてこんなになるんだろう。本体プラスチックだからかな?

microUSBの口はカバーの奥にあるので普段の充電には使いません。ちょっと大きい充電台が付いてきます。まぁ出先で充電するようなことにはならないとは思います。そのくらいは持つ。SIMはnano SIMでこれもカバーの奥に入れます。こんなんでほんとに防水になるのかね?とちょっと思います。

Ingressのスキャナーとしてはどうかというと、いまひとつです。MIL規格だし雨の中でもできるな!というのはいいのですが、GPSの追従性がいまいちなのと、特に室内ではスキャナーが使えるようになるのに時間がかかります。あと、CPUスペックが低いのでアニメーションがコマ送りです。ギリギリのバトルみたいのには向いてない。のんびりIngressならOKです。コンパスは付いてます。

地味なところで、おサイフケータイ対応とか、ブルーライトカットとか、電話の音声が聞き取りやすくなる機能とか、万歩計とか、電源ボタンじゃなくて画面タッチでスリープ解除設定ができるのとか、手に持ってる間は画面が暗くならないとか、伏せて置くと消音とか、いろーんなちまちました機能が入ってます。プリインストールのアプリは数個程度です。特製?ATOKはiPhoneほかいろんな日本語入力ソフトと見た目を同じにできるのでGoogle日本語入力入れるのやめてATOKだけにしてみました。

そんな感じで、地味だけど一通りできるヤツ、という感じでなにげに気に入ってます。当面これ持ち歩いてみようと思います。

ハーモニー観てきた


伊藤計劃である。もちろん最初から観る気だったに決まってます。

さて、ぼくには充分に面白かったんですけど、他の人はどうだったんだろうな。特に、原作知らん人。今回のアニメ化はかなり原作に忠実だったと思うんですが。つまり映像化すると割と地味……ですよね。冒頭の、飛行機落とすところが一番派手だもんね。あとアクションは町なかの追っかけっこくらいしかない。テーマ重いし、退屈に感じたんじゃないか。

でも面白かった。でも、この面白さってつまり原作のものなんだよね。実は原作けっこうかなり忘れて観に行ってたんですけど。結末までわすれてしまえるほどの記憶力の持ち主のため、あれ、これ、どうオチ付けるんだっけ……って最後まで楽しめました。深いよなぁ。いずれまた原作読み返していろいろ考えたい。

一点難をあげるけど、キャラデザインが魅力的ではなかったですね。なんだろなーこれ。原案のredjuiceさんの絵にはあった色気がアニメには全然ないですよね。この作品人物も3Dで造られてるのかな、カメラの移動にそういうような動きが多かったですけど、どうなんだろう。

アニメを観て、うーん、と思った人は三巷文さんによるコミカライズを読みましょう。ちょっと漂白され気味のアニメより生気と毒気あって百合成分もマシマシです。


しかしハーモニーのミァハもテロリストですよね。テロの日から2日連続でテロの話を観ることに。

攻殻機動隊の舞台版観てきた


そんなのあったの?って人は、とりあえずリンク先に飛んでキャストの写真だけでも見てください。再現度高くて笑いが出るレベル。なお荒牧課長は本人です(アニメARISEで声当ててた塾一久さんがやってる)。

でも「面白いことやるなぁ」程度で観る予定はなかったんですが、こちらの↓紹介記事を読んで非常に興味がわきまして、観に行くことにしました。



場所は池袋の駅そばの東京芸術劇場。1000人弱入るホールで、高い席と安い席の2種類あってせっかくだから高い方にしたら、ほぼホール中央で割とアタリでしたねー。入り口で高い席特典(どうでもいいようなトートバッグとブロマイドフォルダー)をもらい、あと3Dメガネを受け取ります。公演中は3Dメガネ掛けっぱなしです。客は、女性比率が高い。攻殻機動隊ったらSFアニメの中でも極度のハード寄りだと思うんですが、半分くらい女性でした。

ストーリーはARISEのいろんなネタを使って再構成した感じのものでした。オリジナル要素はほとんどないけどアニメそのままでもない。

舞台のほうは、最初はどうなっちゃうんかなーこれとか思ってたんですけど、最後はのめり込んでしまいました。もう、そこにあるのがアニメとかコミックとか舞台とか関係ない、ただ攻殻機動隊の世界になってましたね。すごいことだと思います。攻殻は銃撃戦も多いけど格闘戦も多いですよね。劇中に何度も格闘シーンが出てくるしそれも結構長いんですよ。これ一手間違えたらキックが顔面にクリーンヒットだよなぁ……とかハラハラしながら見てました(たぶん練習ではヒットしてると思う)。

演出のほうは要所で3D映像を駆使する斬新なものでした。電脳空間のシーンはもちろんのこと、ロジコマの上に乗ってる素子とか、役者さんとセットと映像の組み合わせで表現されてた。金で寝返ってヘリから狙撃してるサイトーを素子がロケットランチャーで撃墜、大爆発したりしてた。どんな舞台だよって思いますよね。3Dすごい。

舞台特有の見方のお作法みたいなのは多少の慣れがいるかと思いました。オペ子がエアキーボードを高速でカチャカチャやってるのはちょっと笑った。あと、ちょこちょことギャグを挟むのね。これは面白かった(笑える、ではなく、興味深い)。原作にあるようなのじゃなくって、そのキャラが本来言わないようなものがほとんど。客席もちゃんと笑ってた。そういうの入れるのが舞台化のお約束なんですかねー?

グッズに役者さんのブロマイドがあるんですよ。これを特典のブロマイドフォルダーに入れるわけです。そしてやっとわかった。ここにいるのは、その多くが攻殻機動隊のファンじゃなくって、普段から舞台を見ている人たち、役者さんのファンなんだって。だから女性が多い(=男性役者が多い)んだ。なるほどなぁと思いました。きっと初めて攻殻に触れた人もいっぱいいたんだろうな。ストーリー複雑でしたけどちゃんと理解できてたんだろうか。

で、もったいないことに、この舞台はこの日曜が最終公演なのです。ホールの席数と公演回数から行くと、この劇を見られたのはわずか1万数千人、ということになる。DVDも出ませんと言ってたので本当にこれっきりかもしれないですね。素晴らしかったので人気出て再演とかあればいいんですが。


しかしテロのニュースを聞いた日にテロリストのお話を観に行くことになるとはね。これはちょっと昔に近未来の話を描いた士郎正宗の予言者性のせいだと思いますが。