すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

聲の形見てきた



ぼくはこれ原作読んでないんですよね。大今良時さんのマルドゥック・スクランブルのコミカライズは大好きで何度も読み返してるんですけど。たぶん、"聲"への期待が大きすぎて手を付けられなかったんじゃないかって思います。評判もものすごくよかったですしね。

それがいつの間にかアニメになってしまって。アニメだと、一気に見られるし、動きや声や音楽も入ってより解りやすいですよねーと思って、行ってきました。京アニ、山田尚子監督に対する信頼もあるし。

結果、良かったです。期待してたようによかった。見に行ったけど感想書いてなかったですが、ぼくは君の名は。よりこっち見て欲しいなぁ。せめてアレの半分、いや1/3くらい、興行収入が行けばいいんですけど。そしたら大今版マルドゥックのアニメ化もワンチャンあるかも?なーんて。

でも気になったところ、引っかかったところがいくつかあってですね。それを書きたいんですけど、ネタバレなしには書けそうにない。悩んだあげく、書かないことにしました。原作も読んでないので、アニメ化の際に描ききれないとかやむを得ず落としたとかそういうのあるかも知れないですし。

音楽が、ちょっと変わった感じでよかったです。音楽担当の人のインタビューがwebに載ってた。ふつうのサントラとはそうとう違うつくりかたをしたらしいです。


以下は本編とはあまり関係ないことです。

この作品の感想をちゃんと書くのはちょっと難しい気がします。というのは、おまえはどちら側なのだ、というのを問われる気がするからです。いじめていた側なのか、いじめられていた側なのか。傍観していた人は前者に含まれるとして。いじめていた側にいた人間が、この作品に「よかった」って言う場合、それってやっぱり、すっかり忘れて大人になっていい会社入って昔の自分はばかだった反省してるわとか同窓会で言っちゃって、でもいじめられてたほうはいまだに引きこもりみたいな、そういうのに近いなにかがあるような気がします。かといって、いじめられていた側の人はこの作品をちゃんと見られるんだろうか。ぶり返して途中退出してもおかしくないキツさがあったように思います。

あれだな、超絶かわいい宇宙人の女の子がやってきて、地球人って◯◯感を持ってないの!かわいそう!下等生物!みたいな感じでイジメられたい。仲良くなりたいんだけど◯◯感がないのでコミュニケーションで苦労するみたいな。そういうアニメが必要なんじゃないですかね。

デレマスVR


PlayStation VR用のソフトですね。PSVRまだ予約できてないんですけど、これは買ってしまうかもしれないなー。ちょっと体験したい。

多分に実験的要素の多いソフトだと思います。アイドルマスター(シンデレラガールズ)に出てくるアイドルのライブを、まるで会場に自分がいるかのように体験できる。ダウンロード専用で2,480円で、3曲しか入ってない。

ゲームやアニメでアイドルやアーティストのライブがあっても、これまではそれを見る目はカメラ視点だったんですよね。いろいろ切り替わったり、寄ってみたり引いてみたり、パンしてみたり。でもこのソフトは違う。客席視点。客席から見ることしかできない。それってつまんないのでは?って一瞬思っちゃいそうですけど。

でもみんなライブとか行ったことあるから、客席からステージを見るとどういった感じなのかって知ってるわけじゃないですか。その、身体に刻み込まれている記憶の力を借りて、架空のキャラクターであるゲーム中のアイドルに強力な実在感を与えるってテクニックですね。

実際、デモ映像見るとおおお……って思いますよこれ。リアルだ。VRで見たらさらに強烈だろうなぁ。音響もライブ会場っぽい感じの加工になって実在感に寄与してますしね。これデレマスやってる人見たら泣くでしょたぶん。ほんとにそこにいるんだもん。


で、せっかくVRなんだからこう、ステージ上で30cmの距離からなめまわすように見たいよね、ってそういうのはやらずに。アイドルですからね。でもそういうのやるソフトも絶対出てくると思いますけど。もしくはこれのデータ抜かれて以下略。

A感覚とV感覚


我がアップルのCEOはVirtual RealityよりもAugmented Realityのほうがウケると考えているらしい。ほー。

まぁそうかも知れないですね。ARのほうが解りやすい。もっと言うと、ARのほうがカネに結びつけやすそうな気がする。いま見えてる風景の上にいろいろ乗っけてやればいいんで。懐かしのセカイカメラ。ていうかポケモンGO。ほとんどの人はカメラ切ってる気もしますけど。

いずれ我がアップルもARに参入してくるのでしょう。でもマイクロソフトのHoloLensみたいなゴーグルっぽいやつはいかにもサイバーな感じでダサいので、A社がやるならもっとスマートな形にしていただきたいと思います。

VRとARの違いはわかりにくい部分もありますが、一般的に、現実世界で人間が認識する情報に別の情報を加えて表現するのが「AR」で、仮想世界を含めた表現をまるで現実世界であるかのようにユーザーに体験させるのが「VR」だと言われています。


視野の一部をニセモノで置き換えるのがAR、視野のすべてをニセモノで置き換えるのがVR、と考えることができます。とすると、ARはVRに含まれるものとなりますね。ARは通過点、なのかもしれない。いや、そもそもAとVは区別するのが難しいのかもしれないですね。誰も行ったことのない太陽系外惑星を電波で観測して、可視光に直したそこの風景を映像化したら、それはARなのかVRなのか、それともただのRなのか?


なおこのエントリのタイトルは稲垣足穂です。内容的にはまったく関係ありません。


A感覚とV感覚 (河出文庫―稲垣足穂コレクション)

A感覚とV感覚 (河出文庫―稲垣足穂コレクション)

シン・ゴジラ 全国一斉発声可能上映行ってきた

前売り開始時刻に寝過ごしてしまいまして。酒のせい。目が醒めたら午前2時とかで。舞台挨拶のあるTOHOシネマズ新宿は当然のごとく売り切れ。ホームの日本橋も車椅子席しか残ってない。ていうか都内全滅。川崎……若干空きあり! てことで川崎の券を取りました。


会社終わって急いで川崎行って松屋で新メニュー食べて、TOHOシネマズ川崎へ。名セリフステッカーもらった。

当初、盛り上がるのかな? 大丈夫なのかな? 新宿じゃないし、ていうか都内ですらない、と思ってたんですけど、まったくの杞憂でした。コスプレの人、うちわ持ってる人、サイリウム持ってる人、いろいろでした。そして東宝のロゴが出たときからもう「トーホー!」の掛け声(笑)。

誰かが何かを叫んだり、それに釣られて笑ったり、みんなで声出して応援したり、手拍子したり。冒頭の、東京湾で漂流中のプレジャーボートに乗り込むところから「気をつけてー!」の声で笑う。前田敦子が出てくると「あっちゃ〜ん!」。以下、有名どころが出るたびに拍手や歓声でした。

おそらくどこの映画館でもだいたい同じような感じだったんじゃないかと思います。蒲田くんが立ち上がるところでは「がんばれー!」とか。「総理!」とか。カヨコが日本語の中に英語混ぜるところをそっくりに真似してみたりね、「ウィン・ウィン」とか。例の「ドン・ドン・ドン・ドン・デンデン」に合わせて手拍子とかね。血液凝固剤経口投与シーンでは「イッキ! イッキ!」だし(笑)。「そうか!(両手パンッ)」も合わせてやってた。

かの国はー、みたいな所では「日本ナメるなー!」とか。「ドイツありがとー!」とか「フランスありがとー!」とか。

でも静かになったところが3ヶ所あって。ひとつはガレキと化した蒲田の町を内閣府の面々が訪問するシーン。矢口が手を合わせるところで誰かが「黙祷!」って言ってシーンとなった。あとふたつはやはり矢口絡みで、立川に巨災対メンバーが再集合したときと、ヤシオリ作戦前の演説ですね。どちらも、みんなじっと聞き入って、終わってから厳かな拍手が起こりました。

ラストのゴジラのしっぽは「え、なにあれ?」「あれ人間?」「え、え、やばくないこれ!」みたいにみんなでざわざわしてわざとらしくてよかった(笑)。そしてスタッフロールでは庵野秀明の名が出るたびに「アンノー!」の掛け声。


その後の舞台挨拶はこちらを御覧ください。



映画とは違い舞台上でフリーにちょこちょこ動き回ってる市川実日子のかわいさが尋常ではありませんでした。なんなんだあれは……。


つーわけで初めての応援上映はむっちゃくちゃ楽しかったですよ。皆様にお薦め。映画の、新しい、または本来の楽しみ方って気がする。シン・ゴジラでやったらまた行きたいし、他のも行きたいです。

一部のホコだけ通すタテ


記事のタイトルがちょっと変ですね。「広告の販売」じゃなくて「広告枠の販売」が正確じゃないかと。広告の表示をブロックしてくれるブラウザのアドインが、ブロックしないで広告を出してあげますよ、だからお金ちょうだいね、っていう。どんなマッチポンプやねんていう。

これが許されるなら、ワクチンソフト作ってる会社がウイルスをまき散らかすのも許されると思う。

で、まぁ、この会社はもっともらしいことを言うわけです。我々がブロックしたいのは鬱陶しい広告だけであり、基準を満たした控えめな広告は表示させてもいいと思うと。でもその審査にくっそ時間掛かるらしく、さっさと表示されるためには金を払えということみたいです。

そして、アドインには更に、この強制表示広告を表示しないようにするオプションがあるらしく(笑)。いちおうは「なんでブロックされねえんだよ!」っていうアドイン利用者からのクレームに対処できる仕組みになっております。まぁでも、表示される広告の量がある程度以下なら、利用者は気にしなくはなるとは思いますけどね。

ちなみにぼくは、このAdBlock Plusよりも高速・軽量なµBlockを使っていて、もたらされる結果には大変満足しております。GIGAZINEさんのページを表示しても広告がひとつも表示されません(笑)。


gigazine.net

アフリカ


そうね。冷静に考えるとおかしい。

アフリカっていうとまず浮かぶイメージが「貧困」「飢える子供たち」みたいなやつなんですけど、それって今でもそうで、かつ自分が子どものころもそうだった。

アフリカに寄付を。貧しい子どもたちに寄付を。それ何十年もやって結果が出てないってどういうことなんでしょうか。

単純に考えると、やり方が間違っているんじゃないか。もしくは、やり方は間違っていないが全然足りてないとか。まとめを読むと多少参考になるレスもあります。種籾は食べてしまう。機械は盗まれてしまう。支援物資は届く前に抜かれてしまう。教育無しで支援しても無駄みたいな。

そしてあと、アフリカに対するぼくを含めた世界の無関心さ。無関心さはあるでしょうね。だってなんでアフリカが変わらないのか、その理由にまったく見当がつかないわけで。

でも真実はその先にあるような気もします。この無関心さって、コントロールされてるものなんじゃないかって。

64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/12(月) 16:22:05.673 ID:mBbvi9nw0
アフリカは地球最大の資源地だけども
その利権は片っ端からアフリカ外に握られていて富がまるごと流出してる
政治的にはいちおう独立してるけど経済はいまだに植民地状態


「支援してやってるのに」とよく声があるけど
実態はうまい棒あげるかわりに金鉱掘らせつづけてるくらいにブラック奴隷状態


人道支援なんて言葉は上辺だけで
実態は飼い殺してこの現状を維持するためのもの


67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/12(月) 16:42:46.744 ID:mBbvi9nw0
そもそも数百年にわたる文化破壊と極悪搾取で生じた歪みが
たった数十年程度のこんなチマチマした支援でなおるわけがない


むしろこのまま搾取し続けられるように
あえて中途半端な支援で飼い殺してるのが現状


ここら辺がほんとうのところを言い当ててるんでしょうね。別に誰かの陰謀じゃなくて、先進国が人権とかに配慮して、昔の奴隷のような表立った搾取は止めてかつ効率を追求した結果、ヤバさみたいのがよく見えなくなってしまって、でもやってることは大して変わらないみたいな。

それでぼくはどうするのかって言うと別にどうもしないんですけどね。たまたま先進国に生まれて利益を享受してる。それはほんとうに偶然なんだけど、せっかく持ってるものを手放すつもりはないし。アフリカの人たちがもっと賢くなって真の独立を手にして対等な関係になるくらいしか、変わる方法はないのでは。

シン・ゴジラ 予告編US版


ファニメーションが作ったシン・ゴジラの予告編。ファニメーションはアメリカの会社で、日本のアニメ他のアメリカでの配信配給を手がけています。その他にもいろいろやってるぽいけど詳しくは知らない。

さて。いいですねこの予告編(笑)。いきなりEVANGELIONとか出てくるしな。まぁ日本じゃみんな知ってるけどアメリカだからちゃんと言ったほうがいいよね。そしてその後も、意味ありげで特徴的な構図のシーンばかり選んで繋いだ高速のカット回し。実に、実に解ってるとしか言いようがない。

今度のゴジラはアメリカでウケるんだろうか。ウケてくれるといいなぁ。アジアでは、イマイチらしいという話が聞こえてきます。会議ばっかとかなんでそこで攻撃中止とかなんでいちいち総理に聞くのとかさっさと核落とせよとか。この辺、日本の事情を解ってないと、というのもあるんですが、先進国(ていうか政治的に老いた国)ってそんなもんなんじゃねーの?って気がしてるんですけどどうなんでしょう。アメリカ人なら理解してくれるだろうか。でもけっこう映画内でアメリカをdisってるからなぁ。こいつら……とか思われないといいな(笑)。


追記:ファニメーション版のサマーウォーズとフリクリのトレーラーも貼っておきますね。どちらもとてもよい。