すべての夢のたび。

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『LUCY』観てきた

同作は、『レオン』『ニキータ』『フィフス・エレメント』などで"強いヒロ­イン"を描き続けてきたベッソン監督が生み出した新たなヒロイン・ルーシー­を主人公に据えたアクションエンターテインメント。ごく普通の生活を送っていたルーシ­ーは、ある日マフィアの闇取引に巻き込まれる。体内に新種のドラッグの入った袋を埋め­込まれたルーシーだったが、そのドラッグが体内で漏れ出したことにより、脳が覚醒。次­々と人智を超えた能力を発揮する一方で、次第に人間性を失っていく。


「人類の脳は10%しか機能していない」と言われています。言われていました、この映画の中では。また、昔はそんなふうに言われていたこともありました。でも今ではこのことは間違いだったことが知られてます。要は以前は脳の各部分の機能がよくわかってなかったんですね。

でもそんなことは置いといて、10%しか使われてないのを100%使ったらどうなるかな!ってワンアイデアだけで映画にしちまった、ってのがこの『LUCY』です。もう、予告編からバカ映画の香りがプンプンするので楽しみにしてたんです。そして期待は裏切られなかった。バカだったなぁ。

だいたい、100歩譲って脳が覚醒するとして、なんで宙に浮くかな(笑)。物理法則をねじ曲げ、他人の行動をコントロールし、コンピュータと融合し、遂には原初の生命の記憶にアクセスする。なにそれ(笑)。スクリーンには宇宙と精子。なんなんだそれ(笑)。

中国マフィア(台湾ですが)の恐ろしげな感じは良かったなぁ。言葉が通じない怖さ嫌さがよく描かれてた。あとパリの街中のカーチェイスも良かった。めずらしいですよね。これがまた、無駄に車を転げさすんですよ。ぜんぜん必然性のないカッコいいショットがいっぱい。謎のイメージ映像も満載。でもスカーレット・ヨハンソンもモーガン・フリーマンもすごい真剣なの。こんな映画になると思って出演したのかなぁ。まぁぼくは大満足でした。