すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

モノ書くコト

前フリなしで本題に入ろう。私が文章を書く時の信条はこれだ。

『自分にしか書けないことを、誰にでも解るように書く』

ただこの一点に尽きる。このことに“気をつけている”のではない。もう身になっているので気をつける必要もないのだ。文章を書くにあたり、いったいどれだけこのことが大切であるかは、真逆を考えてみればすぐにでも解る。

『誰にでも書けることを、自分にしか解らないように書く』

……うわ。もう口にするのもおぞましいというか、ゾッとするじゃないか。見る気も起こらん日記サイト等がこれに当たるんではないだろうかねぇ。「ほかに書くことないのかなぁ? んで○○って誰?」みたいな。

『誰にでも書けることを、誰にでも解るように書く』
…うーん、あえて読む必要もない?

『自分にしか書けないことを、自分にしか解らないように書く』
…イッちゃってる系のヒト?


最近、モノ書くヒトと仲良くなったので、自分もちょっと“書きたい欲”が刺激されている。しかし、「自分にしか書けないこと」といったところで、タレントでも松尾芭蕉でもない会社と自宅の往復人生では、そうそう日記に書きたくなるような面白イベントなんて発生しやしないのだ。従って、身を切ることになる。“妄想”を書き連ねるか、痛い恥ずかしい過去の話をあえて書くのだ。決して、露悪趣味じゃないんですよぅ……。

先の「信条」は、ある文章読本の受け売りである。モノ書いて、ヒトに読んでいただく以上、最低限の質を保ちルールを守る必要があるだろう、と思っていた頃に読んだものだ。良い本なのだが手元にない。今また読み返す必要があると思っているのだけれど、書籍名を忘れてしまったのでアマゾンで注文することもできないのだ。しばらく、書店に行くたび「作家になりたい人向けの本」コーナーを探すことになりそう。微妙に恥ずかしいw


追記:件の書籍は井上ひさしでも村上春樹でも『高校生のための文章読本』(←これも読んだ、いい本だ)でもありません。日本のアマゾンも早く書籍内容での検索を可能にして欲しい。