すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

まずいラーメン屋の話

近所に他に同種の店はないので、皆そこに行って食うというまずいラーメン屋があるとする。そこしかないので客の入りはいいんだけど、スープが冷めてるとか化学調味料の味とか、麺も伸びまくりとか、店内レイアウトも狭くてどうよとか変なニオイがする客がいるとか食ってる途中で店を閉め出すとか。店に来る客はいつも不満タラタラで、アンケートの箱があるんで書いて入れるんだけど、ちっとも改善された試しはない。それどころか、びっみょ〓なトッピングが増える、変なラーメンネタグッズを売り出す、店員だけ張り切ってる店内イベント開催など、明後日の方向にばっか力入りまくり。調子こいてる店員に文句を言っても聞いてるんだかないんだか、つーかなんかこっちを馬鹿にしたようなそぶりをしてみせたりする。

とは言えラーメンを食うにはそこに行くしかない、という状況。…そんなある日、駅前でその店のビラを配ってたバイトの女の子が、店の裏事情を漏らしていたようだ、と。その内容を聞くや客たちは本気で怒り出して……


……一体どうやったらうまいラーメンを食わせる店になるのか? なんとかしようと皆で考え出す。


なんか変だろそれw ほんとにそこまでしてラーメンを食いたいのか?
ってか、そもそももうみんな大してラーメン食ってないじゃん。
集まってラーメン代払って雑談するばかりだったりして。
その内容も「ここのラーメン、マジまずいよなぁ」だったりして。


素直に他行ったらどうだろう。別に店に義理ないし、ラーメン食わないと死ぬわけでもない。まずい店に用はないんだし、って言うかまずいままの店なら潰れれば?と思う。それが道理だから。まずい癖に既に充分儲けてる店に、アドバイスして差し上げてさらに儲けさせて増長させたいのか?

多分、最初っから間違ってて。「どうしてもラーメンを食べたい」んじゃなくて「その店によく来る、仲良くなった客に会いたい」のほうが、とっくに目的としては大きくなってるんだろう。そしてその客もこの店のラーメンはまずい、と思ってるんなら、誰か、「皆で他にうまいモン食いに行こうぜ!」って言い出せばいいのにねぇ。もちろん、人それぞれ好みがあるだろうから、皆同じ店には行けないかも知れないけど。でも行こうぜって言ってみないとほんとはわかんないし、時々他の店探りに行く人だっているじゃん。


他にもいい店あるよ? うちとか、バイキング形式の店が最近良くって。先に入った友人から「コレコレが美味しかったよー!」って情報をもらってはそれを盛ってきてちょこっと食べる、みたいなことを繰り返してるわけですが。これこそ旨いやり方っていうのかなと。いまいちなオチでしたね。