すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

みっち〓、宇宙を語る

加速器というものがあります。素粒子の研究に使われるアレです。……ここまで雑な説明もないというかあんまりなので、このへん(http://www.kek.jp/kids/accelerator/index.html)を見てください。でかいのは円周何キロ、建設予算何千億とか、そんなかんじ。

物理学の研究は、原子→陽子・中性子・電子→クォークやらレプトンやらと、小さい方へ小さい方へきてます。そして、実験装置はどんどん大がかりになってる。最近研究されてる大統一理論などの検証をするには、円周が地球よりも大きい加速器がいるとかなんとか? それはそれで楽しそうだけど、なんとなく、この方向性は間違ってるような気がします。投資の割にリターンが少ないんじゃないか?

たぶん、最小の粒子なんてない。おそらく、割るほうはいくらでも割れると思うんですよ。いまのところ最小だーって言われてるクォークも、割れるんじゃね?とかうわさされてるらしいし。でね、もし仮に、だめだもう割れそうもねえ!って究極の素粒子が見つかったとする。その最小粒子を、ぼくたちはなんであるか理解できない。だって、「もう割れない=構造がない」ということなんだから。それはなにからできている、とは言えなくなっちゃう。ただ、この粒子はなぜか宇宙に存在し、こういう性質がある、として受け止めるしかない。「?」だけが残ることになります。

割る方向じゃなくて、割る前はどんなだったのか、より小さい方じゃなくてより大きい方へ見てったほうがいいんじゃないかなぁ。「個体発生は系統発生を繰り返す」という生物学上の仮説がございますけれども、あれを超拡大解釈してみたい。ニワトリの卵は1個の大きな細胞が分裂してってヒヨコになるわけで、カラのなかにみちみち詰まったなんだかツブツブがくっついてヒヨコになるわけじゃないですよね? 宇宙もきっとそーなんじゃん?と思う。最初は1個の、なんかわかんないカタマリ。それが分裂してく過程がいわゆるビッグバンなんじゃないのかな。

とまぁ、ここまで書くまでは思ってたんですよ。でも書いて「ん?」となった。1個のカタマリになっちゃったら、やっぱりそれはそれでなんだかわからないですね(笑)。もう「それ」以外になにもなし、主客の別もなく観測不能。

最小方向の探求もありなのかな。小さい方へ小さい方へ。そして「もうだめだー!」ってなって大きい方へ目を転ずる。ビッグクランチですね。そのあいだのできごとが宇宙なのかもしれない。そして始原へ。反転。以下くりかえし。