だーいぶ前に買ったものを、いまごろ読む。
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
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「このライトノベルがすごい!2005」の第1位だそうです。ほうほう。「第8回スニーカー大賞」の大賞だそうです。ふむふむ。しばらく前に、ライトノベルってどんな?って思って西尾維新氏と佐藤友哉氏のデビュー作を買い、読み、それからこれも買ったんでした。前出2人の2作目も買ったんだけど、まだ積んであります。どうも、なかなか、読む気になれないんですよね。読み出せばすぐなんだけど。『涼宮ハルヒの憂鬱』も、1ページ目を読んで挫折、を数回くりかえしてまして。
んで、読んだ。んお〜〜〜〜〜、イベントが起きね〜〜〜〜ッ! 120ページくらいまで事件らしい事件は起きません。そして……えーっ! 人間原理ヒロインキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! いや〜、だって、ボクがこれの前に読んだフィクション、『万物理論 (創元SF文庫)』ですよ!? 涼宮ハルヒはラノベ版万物理論だったか。そして涼宮ハルヒをめっさヘヴィにして、萌えを引いて感動を足したのが本家万物理論ですか。超テキトーな要約。
希望が持てるのは、『万物理論』では「人間原理」のアイデアの説明に十数ページを要していたのに、『涼宮ハルヒの憂鬱』はなんか2ページくらいで済ましてるところです。すげーなおい。ニッポンのラノベ読者層はそんなにハイレベルなのか! 人間原理くらい常識なんですか!? そのうちなんかとんでもないモノがラノベから出てきそうな気がします。
『万物理論』の次にコレを読ませるなんて、まさに涼宮ハルヒのいたずらか。さらにその前に読んだのが『ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)』ってことで、これもまた本作と奇妙な対称関係にあるストーリーだし、なんか気が抜けないね!って思いました。
1作目だけで判断するのもアレなので、もう1冊は読むつもりです。結構あとになりそうだけど。