すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

巻末の広告が多いと終りを読み間違う

ライトノベル読者向けの、ライトな絶望。


絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)

絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)


デビュー作と、もう1冊くらい読むまで、判断しちゃいかんだろう、と思ってます。でも涼宮ハルヒをもう1冊読むのは正直キツいですよ、ってとこに、アマゾン見てたらこの本が評判悪かったので購入。8軒も書店を回ってしまったその熱意をもっと他に活かせ?

だって「このライトノベルがすごい!2005」第1位かつ「第8回スニーカー大賞」大賞のひと、の作品が趣味に合わなかったら、ライトノベルの8割はたぶん読まなくて済むだろう、と思ったから。そして、人が「つまんない」って言う作品は、きっと何かあるはず。

で、読んだのですが。予想より悪くなかった(微妙なホメ方だけど褒めてます)。なんかだめっぽ……って感じで中盤までいき、最後1/3くらいで、お?と思わせといて、でもその先まではいかず、締めはダメ。全体としてはまぁ、「谷川流さんがまた変なの書いたよ」って聞いたら、買うかな?くらいのかんじ。

この本の絶望は、紙に「絶望」って書いてあるの。うすっぺたい。でもわざとやってんだと思います。ちゃんとしたのも読みたいなーって気がしますが、きっと読者に求められてないんでしょう。


これと『僕らはどこにも開かない (電撃文庫)』はセットで読むものらしい。こんど挑戦します。