すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

自分語り

そういや『好き好き大好き!』と『沙耶の唄』ってどっか似てるよな……とふと思って、そうか、主人公の世界観を他の登場人物の誰も理解できない/共有できないところか、と解った。と考えるとじつは『CROSS†CHANNEL』も『さよならを教えて』もそうなんでした。なるほどぼくが惹かれるのは、そういうゲームなんだと。なぜ惹かれるのか? それは多分、かなしい時にかなしい歌を聴きたくなるのと同じ、わかってくれる人がここにいる、という感覚だろうと思う。ぼくのこの場合は「分かりあえやしないってことだけを分かりあうのさ」ってことで、ただそこにおいてのみつながっていられる、ということなんでしょうけど。

たとえばマイノリティだ、という自覚がある人は、喜んでいいんじゃないかなぁと思います。マイノリティ、ということは、つまり「仲間がいる」ってことですから。ぼくはひとりですよずっと。多分これからもそうだと思う。あー、結婚はしてますけど、別に彼女に理解されてるわけでもないので。ぼくが本当に話したいことを話したこと、は、彼女相手も含め過去に一度もないです。解ってくれそう、な人に会ったことがない。

ぼくが『C†C』の感想を書けないのは、主人公である黒須太一がぼくにとても親しいからです。近すぎて書けない。特に、他のキャラとイサカイがあって「引いた」時の内面の語り。あれはぼくに出るものと同じなので、太一をオカシイと言われるならぼくもそうだろうなぁ、と思う。EDテーマの『CROSSING』の歌詞は秀逸だ。あれはまったく、そのまますぎる。ぼくは「いつまでも続く毎日夢見て 痛む心を抱えてさまよった」を通り過ぎて、「たとえば孤独なら傷つくのは 一人ぼっちの自分だけだと」のあたりにいるのです。 いやまぁ、他人を傷つけたくないから、とかいうばっかりじゃなくて、もっと単純にひとりが好きだし、ひとりで平気だってわかっただけなんですけど。だから、いま別居してますが、ちゃんと離婚できたら、もう誰とも付き合う気はないです。男女とも。仕事以外では。つか、このblogこそが「世界と自身とを交差させる 言葉伝えるためのチャンネル」なのですよ。双方向だから太一よりマシですね。(あ、熱狂的C†Cファンだから太一に自分を重ねようとしてひとりになろう→離婚しよう、としてるわけじゃないですよ。まさかそんな。結婚生活を最後まで全うする気はあったんですよ。離婚したい理由はほかにちゃんとあります。でもどうせだからいっそこのさいひとりに、という感じです)

そんなふうで、オフラインのお付き合いはCLOSE方向に進みつつあるぼくです。しかし『CROSSING』の「そしていつかは寂しさから手を伸ばし」の部分だけはぼくにおいてはまだ成就されてないので、いつかひとりはやめて手を伸ばすんかなー?とか考えたりもしますけど。うーん。それはないかなぁ? ロミオ氏は手を伸ばして戻ってきた人なんだろうか。