すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

上野→秋葉日記

ナスカ展を見に上野の国立科学博物館へ行きました。妙に上野、ひとおおいぞ……って思ったら、花を見に来てるひとたちみたいでした。まだ咲いてたんですね。チケット¥1,400(高っ)を買って奥へ進むと、列が。混んでて入場規制中。人多過ぎ、みんな地上絵とか好き過ぎだ!(ここでYにメール→ムスカ展にでも行けば?←人がゴミのようだ) 20分ほど待って中に入りました。もちろん中も人いっぱいで、覚悟を決めてじっくり行くことにする。


ナスカ展、地上絵とか持って来れないしどうすんだ?というと、遺跡からの出土品が中心になるわけです。

  • 土器。彩色が鮮やか。描かれた模様も特徴的ですごく面白い。壺が多いけど、口も非常に小さいし、実用品ではないのかな?
  • 一部を除き金属製の道具はなかったらしい。というか道具類の出土はあまりないらしい。
  • ミイラ。布にくるんで埋めると極度に乾燥した気候のせいでミイラ化するらしい。子供と大人と2体展示あり。大量に出てるらしい。
  • 変形した頭骨。幼いころから後頭部を板などで挟んで伸ばす、ということをしてたらしい。目的は不明。
  • 頭蓋穿孔手術。トレパネーションっていうかもっとすごいっていうか、頭に直径数cm〜10cm以上、の穴を開けちゃう。成功率は6割くらいと書いてあった(笑)。骨の再生具合から手術後の生存日数の見当がつくらしい。病気治療?
  • 首級(トロフィーとルビ)。戦いで討ち取った敵の首を腰から吊したりしてたらしい。(首を捧げ持つポーズの土器や、紐を通す穴の開いた頭骨あり)
  • 地上絵。「宇宙人が作成」説はともかく、「暦」説も否定されつつあるらしい(天体の動きと関係しているように見える地上絵はあまりないとのこと)。現在有力なのは「宗教儀式用の道」説。それぞれの絵はなにか宗教的なシンボルを表し、その地上絵の線の上を儀式として歩くことで、絵が象徴するなにか(例えば「穀物の豊穣」とか)を祈願したのではないか、という。絵のほとんどが一筆書きであることもこの説なら納得がいく。ほかには一部の絵は地下水脈のありかを示したものかも、とか?
  • バーチャルシアター。地上絵を上空からバーチャルセスナ機でバーチャル体験。おお、と思ったけど、よく考えたらふつーに空撮したものを上映すればいいのではないだろうか。なんかちょっとしてやられた気分。

とか言いつつ、そのバーチャル映像ほかを収めたDVDを買ってしまいました。まったくな。それからいつものように秋葉まで歩き、巡回して、コーヒー飲んで、帰宅。


今日買ったもの。


アトモスフィア〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

アトモスフィア〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

西島大介作品は無条件になんでも買ってしまう状態。確かに全部面白い、のだけど、ほんとうに読みたいものとなぜか微妙に違う……というそのズレがどこから来てるのか知りたくて仕方ない、という、自分にとっては珍しい位置にある作家さん。


ドアD (バーズコミックススペシャル)

ドアD (バーズコミックススペシャル)

山田悠介はすごい、という話だったので、読んでなかったのだけど、マンガでならまぁ読んでみてもいいか、と購入。たしかにすごかった。これが文章になってるのかと思うとすごすぎる。ちなみにマンガは絵もすごい。表紙には絵はありません(すごいからだと思う)。怖いもの見たさ、のひとはどうぞ(苦情は受け付けません)。



あとこもれびのーと(もみじ真魚さん)の同人誌『こんなの絶対領域じゃない!!』を表紙で購入。エロじゃありません、と思う。