すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

さばえおわた

オワター。とりあえずEND見た。ストーリーよし、音楽よし、CGとてもよし、しかし定価¥8.800はちょい高くない? もしくはヴォイスplz、そんなかんじ。しかし発売延びて延びて延びたゲームを1日で終わっちゃうのどうよ?みたいな? しかも延期の一因ともなったオマケサイコロいちども振ってないし。

肝心のシステムについてはどうだったか。ゲームブックならではの意匠が凝らされてるのはよかった。謎解きして、解いた結果判明したナンバーに飛んで続きを読むとかね。謎解き間違ってるとヒドイ目にあうパラグラフに飛ぶ。そもそも謎解きをめっさ間違って全然違うナンバーを入力してつながってないパラグラフに飛んであれー?とかもある。単に入力間違いでありゃーもある。あと、アイテムを入手しないとサブストーリー(ぶっちゃけHシーンですよ!)が見れなかったりするのもいい(入手したアイテムに直で番号が書いてあったりする)。

戦闘部分は、けっこうインチキしてクリアしました。最初のうちこそ真面目にヒットポイントや回復薬の数、残弾数をメモって管理してましたけど、まぁ途中で死ぬわけですよ。で、すると、結局やりなおしたらこのシーンまで戻ってくる、そして勝つまでやるわけだから、ここで勝ったことにしても同じやん、という結論に達する。そういうわけで、まず負けたほうの分岐を見てから、勝ったほうに進む、みたいな、ようするに初回からCG全回収プレイみたいな様相を呈してました。とは言え、シナリオライター大槻涼樹さんの提供するこのゲームの“愉しみ”は、完全にルールを守った時にのみ得られる、というわけでもないだろうと考えるので、これでいいんじゃないかと。最短で行くならはじめから全部「勝った」にしちゃえば分岐無しビジュアルノベルに近くなる。つまりこれは時間ある人ない人両方楽しめるシステムってことか?

どのドアを開けますか、みたいな場面でナンバーを選ぶのは結構緊張感があって楽しかったけど、でもこれよく考えたら別にゲームブックじゃなくてただのアドベンチャーゲームでも同じですよね、と思った。という感じで、これはゲームブックの形式でしかできないな、という何かは自分には見つけられなかったようです。

絵が良かった。背景画もモンスターも雰囲気ありましたが、原画のvanillaさんの絵が予想外に好みだったしハマってた。というか久しぶりにHシーンの絵がちゃんとエロい18禁ゲームをやったような気がする。キャラのなかではカザトが良かったですか。しかしツインテがああいう性格をしてるというのはいつからの伝統なんでしょうか。