すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

伊達や酔狂で骨髄ドナー

痛いニュース(ノ∀`) : 【命がけ】 骨髄ドナー、辞退相次ぐ


いちおうドナー経験者なので過去ログをageときますよ。

んー、個人的には、「リスク」や「無償であること」はドナー登録時にそれこそしつこいくらいに説明されるので、ちゃんと話聞いてろよ、とは思いますね(しつこすぎるから聞いてないのか???)。登録後に気分が変わったなら別にあとで取り消したっていいんだし。適合する患者が見つかったって言われてから「やらない」ってのはやめようよ、と。向こうは“命懸け”なんだからねぇ。

入院もそうだけど検査の回数が多くって、半休を何度も取ることになるってのがある。でもそこは、本人と職場の関係の問題もあるんじゃないかな。「どっかの誰かの白血病なんて知るかよ。おめーが休むなってんだよ。代わりはいくらでもいるんだぜ?」って職場だと厳しいですね。うちはなんていうか、「ドナーやるんで!」とか言うと(きっと言いたいことはいっぱいあったんだろうけど)「それは素晴らしい」と理解を示して(るフリをして?)くれるところだったので。

リスクはまぁ、全身麻酔ですよね。2万人に1人は死ぬかも、ってのは結構な率だと思う。手術前に、全身麻酔が原因で死んでも訴えない、みたいな誓約書にサインさせられる(サイン自体はふつーの全身麻酔する手術でもさせられる。もちろんドナーの場合は死んだら保障は別に出ますが)。「赤の他人のために何故ドナーの家族がリスクを背負わねばならないのか?」はごもっともです〜な意見であって、これに反論することは難しい。ドナー登録時に家族の理解は得ておくべきでしょうね。っていう程度じゃ軽いな。自分も登録してもよい、くらいのレベルじゃないと、問題を真剣に考えることはできないからきっと土壇場で反対される。というかぼく自身が真剣に考えていなかった(そして強引に押し通した)ので非難されて然るべきであろう。