すべての夢のたび。

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おにぎり食べてCO2削減

 日本ビクターは、コメを原料に使ったDVDケースの生産・販売を始める。二酸化炭素(CO2)削減に貢献できるという。

 古古米とポリプロピレンを混ぜてペレットを作り、プラスチックをつくる。コメの含有率は10%。稲が成長するときにCO2を吸収することから、CO2削減効果はケース1個あたり22グラムになるという。


なんだかよくわからない。これはよいことなの? 古々米っていっても、来年は古米、再来年は現在の新米が材料になるわけです。「コメ、食えばよいんじゃ…?」 いやまぁ、件の事故米とかも材料になるのでしょうけど、その存在を前提にしてるってなんかなぁ?

DVDケースって50gくらいっぽいので、10%として5g、5gのコメで22gのCO2削減かぁ、と思い、はっ、コンビニでおにぎり買って食べればもっといっぱいCO2削減になるんじゃ、あたまよすぎる……と思った。しかし普段プラスチックを食べていたわけじゃないのでダメかもしれない……と思った。

なんかアレですよねー。記事中に「稲が成長するときにCO2を吸収することから」ってあるけど、じゃあコメをばんばん作ればCO2減るん?って考えると、撒いてほっときゃ育つわけでもなく、人が関わる課程でいろいろCO2も出るだろう。さらに、できたコメを運搬したり加工したり販売したりするわけで、と思うと、その範囲は際限なく(地球規模まで)拡大してってしまう。結局は、例えばコメ作を増やしたとしても、その結果のトータルのCO2の出入りはよくわからん、ということになりそう。でも、「DVDケースの10%をコメで作ると22gのCO2削減」って、範囲を恣意的に区切ることで、その中では減ってるように見せられるんですね。なるほどこれがエコビジネス?って思いました。


追記:ここまで書いておいてなんですけど、CO2増加と温暖化ってほんとに関係あるの?って思ってる人です。