すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

神保町→秋葉日記

昨日は雪降ったりしてるし気温が読めなかったので、厚着してったらあつかった。いつもと同じように神保町へ。漫画買って、上島珈琲店に空席があったので入って読む。完熟金柑ミルク珈琲を頼んだ。コーヒーに金柑てどないだ、と思ったけど結構あう。拡がる柑橘系の香り。まぁ温めたコーヒー牛乳みたいな甘いコーヒーだったからだと思うんですが。混ぜないで飲んだらカップの底に擂った金柑が沈んでた。

また書店をいくつか回って靖国通りを秋葉方面へ徒歩。先週食べて美味しかったラーメン屋「どぎゃん」にまた入って、今度は醤油チャーシュー麺を頼んでみた。出てきて、まずスープをひとくち啜ったら、醤油ってこんなだろ、という予想とはぜんぜん違う味で驚いた。かなりこってりでしょっぱくて、何かを焦がしたような感じもある。でも、すごくおいしい。自分にはこの店は合ってるようだ。しかしチャーシューは味薄くて物足りなかった。チャーシューはやめようと思う。次回は塩を頼んでみるつもりだけどレベル高い塩とかってどんなだろう、想像つかない。

秋葉。大沖さんの「はるみねーしょん」をとらのあなで買うとオマケに小冊子が、ということで行ったらもう終了してた。\はえぇ/ ポメラを買ったばかりだというのにミニノートが気になってヨドバシでいっぱい触ってきた。しかしどれもしっくりこない。いちばんマシだったのはやはりSONYのVAIO type Pだったけど、あの超精細画面でトラックポイントもどきでカーソル移動は実に苦痛だ。「あ、いきすぎた。あああ」みたいな。でもたぶんぼくがほんとに欲しいのはiPhone用の外付けキーボードなんだと思う。bluetooth内蔵してる癖にヘッドセットしか使えないって何考えてんだ、って話。

そして岩盤浴へ。サロンパス貼って入ってる人がいて熱せられてそこら中がサロンパ臭。やめてほしい。そして飲んで帰宅。

で、今日買ったものはー。


はるみねーしょん (1) (まんがタイムKRコミックス)

はるみねーしょん (1) (まんがタイムKRコミックス)

抽選で当たるオリジナルストラップ欲しい。\まじで/ ←いみなし



デウスXマキナ 1 (電撃コミックス)

デウスXマキナ 1 (電撃コミックス)

今日はなんか、新刊に「第1巻」の割合が多くって、ふむ、これから継続して購入するに値するような漫画はあるじゃろか、と思い、これを買ってみた。なぜか? 金髪ツインテールの吊り目のツンデレが銃を撃ちまくるような漫画っぽかったからだ。自分、判りやすい。しかしこれ、1巻目のストーリーはごくふつう。っていうかお約束の域を一歩も出ていなかった。

  • ドSな金髪ツインテツンデレ(注:ツンデレは予想で、1巻ではデレてません)
  • その相方・温厚で理性的なロボ(先の大戦で作られた殺人兵器)
  • ロボの残党を狩るための機関に2人は所属
  • ロボに両親を殺された少年が旅に加わる
  • 残党狩り機関の長が幼女
  • ツインテの悲しい過去を知る敵登場

…この先大丈夫なのか。頑張って欲しい。絵は魅力有ると思います。


アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)

各所でとても褒められてるのを目にするので買いました。未読。


ココペリの旅

ココペリの旅

インディアン(ネイティブアメリカン)は部族毎にいろいろな精霊がいて、でも部族間に交流が少ないこともあって、その呼び名や形はそれぞれの部族で違っているらしい。そんな中、唯一各部族に共通している精霊が「ココペリ」なのだそうです。へー、そういうものだったのか、ココペリって。

そういった内容が本の冒頭にあったので、これはそのココペリについて紹介した本かと思って買ったのだけど、そうではなかった。冒頭のココペリばなしのあとは、「インディアンが語る人生訓」みたいのと、「アメリカのパワースポット紹介・旅行プラン案内」みたいな。そんな本でした。まぁココペリについて(ちょっと)知った、というだけでもいいか。


会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

これが今日最大のヒットかもしれない。とても面白かった。

ある日、ひょんなことから、マグロ船に乗るハメになった会社員の私。一度、出港したら40日以上も陸地に戻ることはおろか、逃げ出すこともできない。病院もなく、遊興施設もなく、コンビニもない、陸上とは180度異なる船上での生活は、極度にストレスの溜まりやすい空間だが、そんな場所だからこそ、漁師たちのコミュニケーション術やストレス対処法があった。大自然に立ち向かい、常に命を懸けで仕事に取り組む漁師たちの口からは、時に重みのある人生哲学も語られる。船上で目にし、耳にしたこととは一体……。

マグロの鮮度保持剤の開発を担当していた著者の齊藤さんは、上司の命令で「マグロの全てを知るため」にマグロ漁船(はえ縄)に乗せられるハメに。40日を超える航海中、船酔いで吐かなかった日は3日しかないとか。で、その船の漁師たちの言葉が、とてもシンプルでいちいち味わい深いんですわ(方言なせいもあると思う)。ちょっと長くなりますが、立ち読みで気に入って買うきっかけになった部分を引いてみます(P50)。

漁師…「よい、齊藤、元気しちょるか?」
私……「ええ、相変わらず元気で吐いていますが」
漁師…「今日はなかなかマグロがかからんの」
私……「努力が報われないときって、ちょっとつらいですよね」
漁師…「何を言うちょるか。努力やらは、もともと報われんのぞ」

私はこの言葉を聞いたとき、漁師も本当は、後ろ向きな考えを持っているのではないかと思いました。しかし、続く言葉は、「後ろ向き」とも「前向き」とも言いがたいものでした。

漁師…「『努力』っちゅー言葉には、どっか『結果』という見返りを期待しちょるように聞こえるの。でもの、努力はたいてい報われんのぞ。最初から報われる期待をして努力すると、『努力したのに……』と、すぐにあきらめよる」
私……「じゃあ、努力しないほうがいいんですかね?」
漁師…「んー、言葉の違いだけかもしれんけんどな……。たいていの人が言う努力は、やったことが、3回に1回うまくいくことを望んでいるように聞こえるの。マグロ漁の場合は、単純な計算じゃが、100本の釣り針に1匹マグロがかかるぐらいど」
私……「100回挑戦して、1回しかうまくいかないのはちょっとつらいですね」
漁師…「でも、何事もそんなもんじゃねーんか? 人間は、頭がええ。船をつくってみたり、飛行機をつくってみたりと、他の動物では到底できないものをつくりよる。でも、そのおかげで自然の法則を忘れてしまっているように思えるの」
私……「自然の法則とは、100回の挑戦のうち、成功するのは1回だけという意味ですか?」

このとき漁師は、私の言葉に何か違和感を覚えたようです。ひと言ひと言ゆっくり、確かめるように話してくれました。

漁師…「いや、そんな確率のことを言っているんではねーんど。努力することに、見返りを求めんほうがいいと思うんど。まぁ、難しいと思うけんどな」

そう言って、漁師は再び持ち場に戻りました。


漁師かっこいいよ漁師。儲かったのは昔の話で、いまじゃ月給換算30万くらいらしいですが。