すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

宇宙では持ってないと不便なある感覚について

遅レス系エントリです。なんだそれは。先日書いた「目が見えない人の住む世界」というエントリに、tokyocatさんよりコメントをいただきました。ので、それについて考えてみる。というか、ずっと考えていたことを開陳してみます。

「見える」とはどういうことか、視覚のない人には決して分からないのと同じように、じつは、「見えない」ということがどういうことなのかも、視覚のある人には決して分からない、のかもしれません。


ぼくも、「見えない」とはどういうことなんだろう、とずっと考えていました。最初の頃は、目が見えない人は暗闇の世界に、耳の聞こえない人は無音の世界に住んでいるのだと、そう思っていました。今思うとこれは相当に失礼な話です。また件のエントリから引きます。

93 :病弱名無しさん: 01/11/02 21:46
形という概念は触感だけでつかんでいると解釈してよろしいでしょうか。
また、明暗、色という概念は存在しない訳ですね。

95 :全盲人: 01/11/02 22:33
>>93さん
 ほぼそのとおり。
 ヘレンケラー女史の話のとおり、わかるものなのです。
 そうそう、私の場合は明暗の概念がありませんから、夜も私自身さえ気をつければ昼と同じ条件で外出できますね。

(ヘレンケラー云々は、目は見えずとも旅行先の様子はわかる、という話)


生まれつき目の見えない人には、そもそも視覚に関する一切の概念がない、と考えるべきと思います。明暗や色どころか、おそらく「遠くのものは小さく見える」ということすら、何を言っているのか理解できないのではないかと想像します。音だけで遠近を判断するにはいったいどうすればいいでしょうか? 音量ではないはずですよね。エコーが掛かったように聞こえるとか、ぼやけて聞こえるとかでしょうか。健常者は、それが遠くにあって音を発したことを見た/聞いた経験があるから、それを遠くからの音だと判断できますが、“遠くのものを見た経験のない”先天的な視覚障害者は、単にその音を「エコーが掛かった音」「ぼやけた音」としてしか聞かないのではないでしょうか?


後天的な視覚障害の話も興味深かったです。

247 :病弱名無しさん: 01/11/10 15:41
>>246
全盲人さんではないですが・・・個人差もあるかな?と思うので私の知っている
全盲の方の例をお話します。その方は成人されてから失明されたので
見えていた経験があるわけなのですが、「はいいろ」なんだそうです。


なぜグレーなんだ!?!?!?と思いました。既に明暗の概念を把握したあとに視覚を失うということであれば、今まで存在したインプットがなくなるのだから、まっくら、になるのではないかと思っていたのですが。いや、だってこれ、聴覚障害の場合を考えてくださいよ。後天的な聴覚障害で「ずっと同じ音が聞こえている」だったら……ちょっとゾッとしませんか。どうなんだろう。デジタルな信号のやりとりが電流のオン/オフでないように、人間の場合も、ベースとなる信号があってそれに情報を乗せてるんでしょうかね。このへんは謎です。検索すれば出てきそうだけど。


「ある感覚」が「ない」というのは、いったいどういうことなんだろう。と、視覚・聴覚障害の方の住んでいる世界を想像してみますが、なかなか上手くいきません。やってみることは、ぼく自身を障害者になぞらえて考えてみることです。五感以外の何かが失われた人として。

たとえば、ぼくはモノの発する磁気を感じることができません。磁力障害者です。…………。だめですね。この「なぞらえ」は、何かがうまくいっていない気がします。磁気を感じられても別に日常生活で得することがなさそうだというのも理由の一つでしょう(方向音痴が治るかもしれませんが)。では、どのような感覚をもともと持っていたと仮定すれば、「もしそれがなかったらどう感じるか」ということをエミュレート可能だろうか?と考えるのですが、そもそも「ない感覚」だからうまく想像もできないんですね。「モノの来歴がわかる能力」とか「サトリ」とか? 「他人の考えていることがわからないってどういう感じなの?」 ……って聞かれて(いや、頭の中が読めれば聞く必要もないのか?)、どう感じているのか?と想像すると、「まさにいまぼくがふつうに暮らしているのと同じように感じる」というか、つまり「特になにも感じない」のではないでしょうか(そう聞かれることを変に感じるくらいで)。


でもたぶんきっと、これでもまだ足りないのです。その感覚がない、というのは、そもそもそれが想像や推定ができる感覚であってすらいけないはずです。というわけで宇宙人に登場してもらいます。

「キミって、യാണെന്ന്‌ 感を持っていないらしいけど、それってどういうことなの?」
「ないと困らない? 信じられないよ、宇宙的に言って」
「だってそれってさぁ、“മികജさ”とか、“ക്കൂര്‍さ”がわかんないってことでしょ? マジ不便じゃない?」


わかんないな! この宇宙人がなにを言っているのかぜんぜんわかんない。たぶんきっとമികജさとかക്കൂര്‍さはわかんなくてもいいんです。そのモノがലോക്സいのか? それともസ്തുക്കいのか?がわかんなくたって平気、だっていまもそうだし!

……ってなふうに、先天的視覚障害者の人は感じているのかもしれません。まぁ実際には、社会は目が見える前提でデザインされているから、ここまでではないでしょうけどね。というわけで、好きなコピペを貼ってとりあえず終了にします。

こんばんは。
エルマ族のケムチャといいます。
エルマ族の中でも優秀な、ハスーイの末裔ですよ。
この前、友達のクレセロとジャッフンーの大会に出たんです。
それで決勝までいったんですが、決勝で凄い面白いことが起きたんですよ。
なんと最終ババウのときに、クレセロがケウェーウをシャイツwwwww
しかも相手チームもハジャエをロッキンスマールしてたしwww
セルニャじゃないんだからwwww
まじうけるwwwwwナハウwww
ハユイwwwケスwwww
やべwww母国語出ちゃったwwwバスwwww