すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

ひとりでお酒を飲むこと

今日もそろそろ出かけます。で、いつものように最後は飲んでくる予定。さいきんはそれが楽しみです。でもこのまえ久しぶりに実家に行ったら「ふとった?」と言われたので、少し控えようかとも思ってます。飲みは週1、せいぜい2に押さえようと。でも2Kgぐらいしか増えてないのにわかるもんなんだなぁ。顔でしょうか。

ひとりで飲むことの楽しさがわかったのは、ほんとにこの半年ちょっとぐらいのことです。それまでは、お酒を飲む、といえば、ほとんど会社の歓送迎会に限定されていた。そういうのは、出なくちゃいけないなぁ、と思って出るわけです。そこからもうね。でも、自分自身、チームに配属されたら歓迎会とかやってもらうわけで(さすがにそこは断れないなぁと思う)、人のにも出るのは、まぁ、マナーとか礼儀とか義務だ、と思って、出る。

で、出ると、まず「最初はビール」なんですよね。生いくつーとか。ビールじゃないひとー?って聞き方はあるけど、それはアルコールだめなひとー?って意味で、まぁウーロン茶とか。ぼくはビールが苦手で、となるとせいぜいサワー系しか選ぶものがないのですが、んな水ばっかりでアルコール入ってないものは(ビールもそうですが)飲みたくないのです。でもいきなり焼酎とか頼むと、空気読めてないっていうか、「飲めても、最初はビールだろ」みたいな雰囲気もある。んで結局ビールになり、あまり手を付けずに終わるという。あと「注いだり注がれたり」も面倒。注いだり注がれたり溢れさせたりね。

なんかふつうに宴会とか楽しんでる人からしたら不快な文章になってる気がしました。まぁいいや、続ける。

歓送迎会とかはふつう、料理はコースになります。ぼくは自炊をしないので、食事は外食・社食・ファーストフード・コンビニ弁当・カロリーメイトの類(最近自分ちではお湯を沸かすことすらしないのでインスタントラーメンを食べる機会も減った)、などです。すると居酒屋とかの料理がものすっごい美味しいわけです。でもあれ、みんな量ちょっとずつなんで。サラダは……このくらいかな。刺身はひとり何切れで、えーと唐揚げは……あれ人数分なくね?みたいに、「範囲を出ないように」するのに気を遣う。そのくせみんな話してばっかりで、絶対料理を余らせる。もったいないですよねっていうか食べたい。でも食いしん坊だと思われるのがいやで(実際は食いしん坊なのだけど)、もらっちゃっていいですか?って言えないのです。で、これで会費5000円とか!!って思う。

会話もあまりしないです。話を振られたら(本人ふつうのつもりで)ふつうに話すけど、自分から話すことはほとんどないですね。そもそも他人にあまり関心がないし、ぼくの話したいことはきっと、飲んで飲んで人生論みたいのを誰かがぶち始めたりするそのまだずっと先にあるものだと思うので、飲み会で話をするようなものではない、というか、ふつうの人は(奥底ではいろいろ考えてはいると思うんだけど)そういう話をする機会はきっと一生に何回とかだったりしないのか。ぼくはフランス人だったら哲学カフェに行くべきだった。でもまぁ、こういう場所って、つながりを確認するところであって、話の内容とかはほんとはどうでもいいんだと思う。ぼくはたいてい、どこかの話の輪にはいちおう入って、発言はせずにうんうんうなずいたり笑ったりしてます。ひとり片隅でぼーっとしてても自分はぜんぜん問題ないけど気を遣わせてしまう。


そういうあれこれが全て回避されるのが「ひとり飲み」だったのです。いきなり焼酎お湯割り頼んで、料理も自分の好きなのを注文して、本読みながら全部食べて、はぁ〜と思う。極端にうるさくなければ、がやがやした雰囲気も嫌いではない。飲み屋の人はいろんな客を見ているので、こちらがどういうタイプか察して、それに合わせた頻度でコミュニケーションを図ってくる。ほっといてもらえる。会社の飲み会で不満だったところを取り戻そうとしてる気分はあるのかもなぁと思う。そんな嫌なら出なければいいじゃん、失礼だよ、って気持ちもあるのだけど、出ないのとどっちが失礼度が高いだろう、とも考えてしまうのです。ひどい比較ですけど。

いつもの店、だいたい1回行くと、平均してお酒を3杯くらいと、料理を4-6品ぐらい、頼んでるんじゃないかと思う。そう、こいつひとりなのに結構食う!のです。まず店員さんにそう思われてるに違いない。サラダなんか頼むと大皿で出て来ちゃって(カウンターにそれを置く店員さん自身がひいてるのを見た)うわっと思っても全部食べるし。それでお会計3-4000円、そりゃー、太るだろという。目下のどうでもいい心配事は、秋口からひとり飲みを始めたので、焼酎お湯割りは季節的にいつまで美味しいのだろうか、ということですね。冬、さむい中を早足で歩いて来て店に入ってカウンターに付くなり注文して、出てきて、芋の香りをかぎながらいただく一口目の旨さ。あれはちょっとない。世の中すごい、と思う。もっと早く知ってたら……というより、まだ隠し球持ってそうだな、って感じ。もうちょっとの間はお湯でよさそうだけど、その先はどうなんだろう。水割りへ移行したほうが美味しいのか、どうなのか。まさにどうでもいい。めちゃくちゃ暑い中汗を吹き出しつつうだうだ歩いてきて店に入って注文して、飲む、のだとしたら、もしかして水割りよりビールなのかも知れないなぁと思う。申し訳ないので一度は試してみたい。では出かけてきます。