お間違えないように。ソフトバンクの他機種からの機種変とか新規とかMNPの人はガンガン行ってしまえばよろしい！と思います。iPhone仲間が増えるのは大歓迎です。(そして、わずかなお金をケチって3G Sじゃなくて3Gにしたりするのは絶対にやめたほうがよいです)
ぼくは去年7月、発売して1週間目ぐらいで3Gを入手できたユーザーです。新機種発表のニュースもワクワクしながら待っていたのですが、む〜〜〜と考えた末、今回は見送ることにしようかと思いました。自分を納得させるために挙げる理由の、主なもの3つを書いてみたいと思います。
今回の新機種はマイナーチェンジです、とAppleは言いたいのだ
それはどういうことか？ ぼくは、3G Sは結構大きく変わってるなぁと思っています。不満のあったカメラ周りが大きく改善され、電子コンパスを内蔵し、CPUは高速化されメモリも増え、バッテリ持続時間も伸びた。そのうえ3Dグラフィックチップが強化されたという話もある。これは現行機種で問題とされていたところをほぼ解消して、更にそれ以上の内容を持ったアップグレードです。
にも関わらず、製品名は"S"が付いただけ。その上デザインも変更なし。ということは、Appleの発しているメッセージは「でも、今回はマイナーチェンジだよ」なのです。つまり、次回、来年の新機種は見た目から中身から大幅に変えてくることがここで予想されるわけです。そしてそれはいよいよ、去年買収したチップ設計会社P.A. Semiに作らせている低消費電力・高パフォーマンスのARMチップを載せてくることだろうと思います。
旧機種が開発者に見捨てられてしまうことはない
新機種の新機能を活用したアプリがばんばん出るか？ 出るでしょうね。だって欲しかったもんね動画撮影とか。電子コンパス使った拡張現実なアプリとか出るんだろうなぁ…。うらやましいけど、それはそれ。でもあと1-2年の間は、アプリに関しては心配をする必要はないと思います。なぜなら、既にiPhone + iPod touchは、世界に4千万台もあるわけです。さぁiPhoneでビジネスをしてやろう、と考える会社が、新機種だけにターゲットを絞る理由は全くありません。個人開発者でも、無料アプリの場合でもそれは同じでしょう。
(それはそれとして、「俺は先端を走ってないと気が済まないぜ！」って開発者の人にはどんどん先に行ってもらって、ユーザーに夢を見させて煽って欲しいと思います)
ガラケー脳からそろそろ脱しよう
1年に2回とかどっと新機種が出る国産携帯。追加機能はハードのアップデートで、ソフトのアップデートはバグのパッチしかない国産携帯。iPhoneは、そういうのに対してたぶん否と唱える立場です。ハードは大きく変えず互換性を保ち(周辺機器もそのまま使え)、ソフトでばんばん機能追加してくる。OSも安定しアプリも充実し、3Gの発売当初からいったいどれだけ使い易くなったことか。さらに本日の新OSリリースで、発売1年にしてまたまた強化が図られる。なのにそれを国産携帯みたいに、新機種来た！新機種きた！！分割？一括？どうするのが一番安い？って計算始めるの、そろそろやめませんか？っていう。
それに、ソフトバンクの価格戦略が巧妙だから皆騙されてるんじゃないかと思うんですが、iPhone、ほんとは別に安くないですよ。「実質負担額」なんて、なんの意味もないですからね。「隠れ負担額」が月々の固定額の中に織り込まれてるわけで、だから一括で買うと7万とか8万とかになる。それが真の価格ですよ。それを1年でほんとに償却できてます？
……うん、そうお金。お金いっぱいあるひとは別にいいんです。ほんとはそれだけなのかもしれない。
でも、ここはグッとこらえるべきだと思ったんです。最大市場アメリカのキャリアAT&Tの契約は2年縛りですから、来年のいまごろ切れるわけです。そこに合わせてAppleが魅力的な新機種を投入してこないわけ、ないじゃないですか？ 3Gが旧機種になるショックより、機種変した3G Sがさらに来年のいま旧機種にされるショックのほうが、おそらくずっと大きいんじゃないかなぁと思うのです。まぁお金いっぱいある人は(ry
