すべての夢のたび。

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「らのべえ」ちょっと触ってみた

らのべえ

らのべえ


デジタル・ラノベ制作ツール」とうたわれていますが、まぁふつうにアドベンチャーゲーム作成ツールです。今回買ってみたわけは、素材(女の子の絵や背景、BGMなど)が同梱されていることと、音声合成機能が面白そうだったからです。(注:素材なしバージョンも3000円ほど安い価格で売っています)

んで早速インストール、MacのVMware Fusionに。ちゃんと動きましたよ。

で、とりあえず、こういうもの買ったらまずは触ってみますよね。マニュアルも読まずに。ところがこれなー、かなりとっつき悪い気がします。直感的に扱えるようなものではないと感じた。たぶんぼくの頭の中にある「こういうツールだったらこの操作でこんな機能が使えるはずだ」ってイメージと、ツール制作者のそれが噛み合ってないんだろうと思う。で、マニュアルはペラくて、コマンドの説明がそれぞれ1行程度しか書いてない。チュートリアルビデオ見てサンプル開いて覗いてふんふん言うまでは理解できなさげです。しかしかーずさんが簡単に使えたと書いているので、おそらくほんとうはきっとそうなんだろうと思います。

サンプルや素材は充実……しているのではないかでしょうか、多分。まだよく見てない。シナリオ3本と、それぞれに女の子の絵数人分、なのかな? 背景画も、この手のシナリオで使いそうな場所は、時刻ごとに色を変えて揃ってる。お!?と思ったのは、イベント絵がいくつか用意されているところ。まぁそのシチュエーションにあったシナリオ書かないといけませんけどね。

次に、期待の音声合成ですが。かなり高機能なものが内蔵されているようです。セリフを入力して音声の編集を選ぶと自動で解析が行われ、単語認識をしてアクセントを付与してくれます。よく使いそうな言葉は単独で録音されているのかも。ハマったフレーズは非常になめらかに喋ります。そうでない場合はアクセント位置を編集したり、音素を変更したりできる。ここもなかなかすごくて、ある一文字をとっても、その前の音が何だったのか、後に続く音は"n"なのか"t"なのか、みたいな感じで、ほんとに大量のパターンが用意されており、音声としてうまくつながって聞こえることを可能にするよう配慮されています。

ただ、これで想像がつくと思いますけど、音声の調教はかなーりやっかいです。もしこのツールで音声ありのゲームを作るとしたら、その大半は調教時間が占めることになるんじゃないですかねー? だっていくら感動のシナリオ書いたっても女の子の声がロボだったらだいなしだもんねw ならプレイヤーの脳内声優に任せたほうがいい(最初から「変な訛りのロボ子」って設定ならいいのかも)。あともひとつ、用意されたボイスは1人分だけです。複数人を演じ分けさせられるかどうかは不明ですが、多分厳しいと思います。

そんな感じで。なんかへんなものでもちゃちゃっとでっちあげて今夜にもupしてやれ、と思っていたのですがとてもとても。無理。これからちょっとチュートリアル見て勉強してきますよ。