すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

科学への素晴らしく献身的な姿勢

つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?」P222より。

 近年、オーガズム時の男性の脳内活動の様子を映像化技術で調べる研究も行われている。ただ、被験者の男性が置かれる状況が、とても「セクシー」とは言えないものであることは容易に想像がつくだろう。まず、頭はストラップでしっかりと固定されてしまって動かせない。しかも、閉所恐怖症なら怖くてたまらないような、PET(ポジトロン断層撮影)装置の狭い金属チューブの中に入れられてしまう。下半身は装置の外だ。血管には、放射性の薬剤を注射される。PETでは、これによって、脳の各部位の血液量がわかり、その部位の活発度を知ることができるのである。被験者は、目を閉じ、できるだけ動かずに寝ているように言われる(脳内の視覚や運動に関わる部位が活性化するのを防ぐため)。その状態で、連れの女性が手によって刺激を与え、オーガズムへと導こうとする。これで本当にオーガズムに達することのできる人がいるのだとしたら、驚きという他はない。とはいえ、オランダ、フローニンゲン大学病院のガート・ホルステージらの研究では、11人の被験者のうち、8人が実験中に射精できたという(うち3人は、2回の射精に成功した)。


ポジトロン断層撮影プレイ。オランダさんいろいろ先を行きすぎてるなー。