- 作者: 森皆ねじ子
- 出版社/メーカー: エス・エム・エス
- 発売日: 2009/06/29
- メディア: 単行本
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神保町の三省堂に行くと5Fの脳科学関連の本の棚に寄るのですが、そのちょっと左が現在フェアみたいになってまして、なんだろ?と思ったらこの本が。中をペラッとめくって、うおーなんだこれすげー!と思って即レジへ持ってってしまいました(ちょっと嘘:後述)。
こんな感じで、看護師さんが行われる「手技」について詳細かつ可愛いイラスト入りで解説、これがほぼ全ページに渡って続くという、なかなかとんでもない本です(200P以上ある)。「採血」「動脈採血」「注射」「点滴」から「気道確保・気管内挿管」「中心静脈カテーテル」、果ては「胸腔ドレーン」「硬膜外麻酔」まで!(最後の方もうよくわかりませんが…)
注射や採血ぐらいなら大抵の人がお世話になっていることと思います。あの鮮やかな手並みは、なるほどこういう知識と技術、そして看護師さんの度胸の上に成り立っているのだなー、と感心させられます。そう度胸。だって読むと大抵の手技が「勘だより」なことがわかる。針を刺すにしても、挿管するにしても。みんな皮膚の下で見えないわけだし。刺して覚えろ!数こなすしかねえ!みたいな感じで書いてある(笑)。「逆血(血の逆流)してんならちゃんと血管に入ってるよ!」とか。っても他人のカラダなわけでしょ? これは思い切りがいるよなー。そしてまぁ、専門化された道具類の多いこと多いこと……こんなんみんな覚えるのかー、と。
自分とか、他に点滴(足)や骨髄穿刺(腰)、そして尿道カテーテルをやられたことがあるので、そのへんも面白く読めました。こんなことになってたのかーって(穿刺やカテーテルは麻酔で寝てる間にやられてるのでわからないのです)。尿道は、アレを垂直に引っ張って、上から一気にカテーテルを落とすようにやるそうです。なんて怖ろしい……。
で、この本ですが、なんとサイン入りです。
自画像?がちょっと見たら目を開いてるのとつむってるのと2種あったので、即レジじゃなくて、ん〜、と選んでこっちをレジに持ってった(自分が買った時点でサイン入りはまだ数冊ありました)。さらにレジで、
このようなものたちを同梱されました(笑)。秘伝のラミネートカードと、なんとバッチ。このコミケノリ、実はこの本は看護師さん向け雑誌に載った物を同人誌として出し、さらにそれを単行本にまとめたものだそうで、なるほどバッチ……と。とはいえ最初は専門誌に載っていたもの。内容はハイレベルというかホンモノです。もしかして看護師さん1人の貴重な勉強の機会を奪ってしまったんではないか……という気もしますがまぁいい。大切に読んで有用な?知識をつけたいと思います。
森皆さんのweb見ると三省堂では他にもいろいろやってたらしい。本に気を取られて気づかなかった。来週また見てきます。