すべての夢のたび。

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不死鳥はやぶさ

エンジン不調により地球までの推力を確保できなくなった、というニュースを聞いたのが10日前。今度こそもうほんとうにダメかも……とみなお通夜ムードだったところに、今日になって信じ難いニュースが。

 宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)は、平成21年11月9日にご報告いたしました、小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジンの異常について、その対応策を検討してきました。その結果、今後の運用に対する見通しが得られましたので、イオンエンジンの状況を注視しつつ帰還運用を再開することとしました。

 JAXAでは、4つのイオンエンジンについて、中和器の起動確認や流量調整等を実施してきました。その確認作業において、スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることにより、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることが確認できました。


一体何度目の復活か! 壊れかけのエンジン2つの動作可能部分を協調して動かすことで、なんとかエンジン1機分の推力を得ることができそうだと解ったという。まったく、この運用チームの働きのなんと神がかっていることか。そしていったいどれだけの不慮の事態を想定した設計がなされているのだろうか。

とにかく凄い。ここまで来たのだから、どうにかして地球まで戻ってきて欲しい。そして思う、日本という国には結局人材しかないのだと。そこに掛ける金を減らすという「事業仕分け」は、どれほど馬鹿なことをしているのか彼らは解っているのだろうか?

ブクマコメント見ると、はやぶさ愛されてるなぁ、って思います。この件に関してだけは誰もが一致できる。みんながほんとに無事を望んでる。最近珍しい明るいニュースだと思いました。


追記:詳細記事。熱すぎる。

国中 はやぶさは、設計時の重量制限が厳しかった。色々考えた末にダイオードひとつを追加するだけで今回のような運転が可能な電源回路を組んで搭載した。

毎日 こういったトラブルを想定して回路を積んだのか。

国中 そうだ。