すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

東京都は創作物を含む児童ポルノ単純所持が禁止になるかもね、という話

こちらで知った話です。パブコメ受付は今月10日木曜日までらしい。

「第28期東京都青少年問題協議会答申素案及び都民意見の募集について」

今の国会じゃ時間が掛かりそうということでターゲットを変えてきたのでしょうか。答申(素案)のPDF見たけど、こんな感じです。46Pより。色はぼくが付けました。

(3)児童の性的行為などを描写した漫画等が自由に販売等されていることについて
前述のとおり、児童ポルノ法で禁止の対象とされる「児童ポルノ」から漫画等が対象外とされたのは、「実在する被写体とされた子どもがおらず、権利侵害がなされていない」というのが理由である。(注部分省略)
しかし、子どもを強姦する、輪姦するなど極めておぞましい子どもに対する性的虐待をリアルに描いた漫画等の流通を容認することにより、児童を性の対象とする風潮が助長されることは否定できないであろう。
また、大人が実在する子どもを被写体とした児童ポルノを子どもに見せ、「他の子もやっている」「これは普通のことだ」などと信じさせて、子どもに性的虐待を行う場合があるが、児童を性的対象とした漫画等の多くは、幼児・小学生とされる児童が積極的に性的行為を受け入れる描写が見られ、このような漫画等を子どもに見せて性的虐待を行う危険性も大きい
一方、このような漫画等を楽しむことを認めることで子どもに対する性犯罪の抑止が図られているとする主張もある。しかしながら、そのような主張に関する明確な根拠は示されていない


一見して、どうにも酷い文章ですね。自分たちの主張はまるで当然の事実であるかのように語り主張に反することは「明確な根拠は示されていない」だそうです。なんだかなぁ。妄想乙っていうか。実際には、規制がある他の国の方が日本より性犯罪の発生率は高く、しかも、規制後にさらに上昇した、ってデータがどこかにあったはずなのですが……。

まぁ、でも、ぼくの言うのは多分ただの正論なんです。正論なんて言って聞かせても仕方ない相手なんですよねー、あの人たちは。正当な手続きを踏んだと言いたいがためにかたち作文してみせてるだけで、ほんとは理屈とか関係なしにただ規制したい、自分たちに理解できない気持ち悪いものを排除したいだけなのだろうと思います。そういう人たちとやりあって勝つ方法はどんなのだか、ぼくにはよく判らないです(というか、ふつうに、かかわりあいたくない人たちです)。

んで、この条例が成立し、東京が押さえられてしまうとどうなるかというと、もちろん今の日本では東京がそういったものの制作・流通の主な拠点となっていますので、児童が描かれているように見える成年向けコミックやゲームは、まぁ壊滅的打撃を受けるだろうと。もちろん同人誌も例外ではないでしょうからコミケのそれなりの部分もNG、そんな感じになるのではないかと思います。

 児童ポルノ関連は、規制に反対するとオマエが困るからだろうと見られるため、青年男性は非常に反論しにくいという欠点を持っている。もちろん誰かが正論を言わなければならないのも事実なのだが、こういう事案があると反対運動をやってくれと匿名・捨てアドで連絡してくる人も多い。あのね、弾を撃つなら基本、自分でお願いしますね。


うむー。ムツカシイところではあります。心配し過ぎだよ、大したことないよ、今までだって平気だったじゃん、という人もいるのですが。