すべての夢のたび。

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ドコモがiPad

iPadには強い興味」とか言っちゃって、乗り換え怖さにまーた出す出す詐欺ですかーと思っていたのですが、意外にもドコモ的には異例の速度での「iPad用SIMの販売を検討」というニュースが流れてきました。ということでちょっと考えてみた。

まず、当然、ソフトバンクの社長さんは悔しいだろうと思います(笑)。そこで、SBも近日中にiPad用SIMの提供を発表し、さらに「iPhone契約とのセット割引プランを検討中」とぶち上げる。つーか、割引やりますよね、誰が考えても。

そしてドコモ的にはiPadに手を出すのは旨いのかというと、あんまり旨みはないんじゃないかなーと思っています。

iPadというものは電話ではなく、3Gの通信帯域を大量に消費するデータ端末です。iPhoneユーザが同様に帯域を使いすぎるせいで、AT&Tが一部地域でのiPhone販売停止にまで追い込まれた、というニュースもありました。

けれども、片手では操作不能なiPadは、そもそもが屋外で使う端末ではありません。ぼくはiPhoneを歩いてる時も電車に乗っている時もカフェでも居酒屋でも使いますが、iPadは基本、家か、せいぜい外出先の屋内で使用するものでしょう。そういう場所で無線LANが使えないときにのみ、かろうじて(遅い)3G通信の使いどころが出てくるのではないだろうか(まぁぼくがWi-Fiのみのモデルの購入を検討してる理由の半分は単に6月まで待てないからですが…)。となると、iPadで消費される3Gの帯域は実は心配するほど大したものではない。

しかし、ならば大量ユーザを引き受けられるかというと、ソフトバンクという競争相手がいる以上ユーザ獲得も多くは見込めないのではないだろうか。ドコモでiPad使おうって人は、たぶん「ソフトバンクが大嫌い」という人しかいないのではないか(笑 ぼくも別に好きじゃないですが)。その上料金も高くは設定できない。ということで、iPad参入ってドコモにとってはローリスクローリターンなんじゃないかなーと、いうのがぼくの想像です。

ではなぜやるのか?というと、iPad用SIM提供の記事中でも触れられていますが、今後SIMフリー端末が普及してきた時の実験・モデルケースって意味合いがあるんじゃないかなーと想像しています。日本のキャリアもいつまでもSIMロック端末売って稼ぐ商売してる場合じゃないですし。というかジョブズがSIMフリーをやりたがってて、なんだかんだ言ってAT&Tに今回も契約を飲ませたんじゃないですかね。

auについて触れるのを忘れました。