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時事ドットコム : 植物状態でも「意思疎通」=脳の活動で質問に「回答」−英紙

【ロンドン時事】4日付のタイムズなど英有力各紙は、植物状態にあると診断された男性患者の脳の働きを科学者チームが脳スキャナーを使って解析したところ、患者に意識があるばかりでなく、質問に「Yes」ないし「No」を意味する反応もできることが明らかになったと報じた。英メディアは「植物状態とされる患者と『会話』を交わしたのは世界初」(デーリー・メール紙)などと大きく伝えた。


Yesの時は「テニスボールを打ち返すところ」、Noの時は「自宅で部屋から部屋へ移動しているところ」を思い浮かべてもらうことにして、その時の脳の反応をfMRIで読み取ることで、意思の疎通が可能になったとのこと。

少し前にも「植物状態と思っていた人が実はずっと意識があったことがわかった」ってニュースがありましたよね。やはり、そういう事態は実は今までも起きていて、そして気づかれないままに終わっていたのでしょう。あまり想像したくないですが。

と言いつつ想像してしまうのですが(笑)。手も足も動かせない、しかし意識がある、といった状態になっても、考えているよりは"退屈"しないのではないか、という気もします。外部からの刺激は入ってくるわけだし、たぶんどこかで諦めて順応してしまうのではないか。それより、体が痛いとか痒いとか、そういうのに対処する方法がないことを考える方が恐ろしいです。

でももっと恐ろしいのは、出力だけでなく、入力も無かったらどうだろう、ということですね。目も見えず耳も聞こえず皮膚の感覚もなく、体は動かず、意識だけがある。これは恐らく短期間で狂ってしまうのではないかと思います。でも脳の損傷具合によっては入出力断たれることもあるんじゃないのかなー。