すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

Nintendo 3DSとiPhone/iPad

いよいよiPhone 4発売日当日。ぼくの見ている範囲では結構多くの人が初日に入手できていた印象で、そんな激レアってほどでもないのかなーと思いました。もちろんぼくは未入手です。今日も入荷予定の電話はありませんでした。2chでは25日に再入荷とか26日とか月内とか7月頭には…とかいろいろ情報が交錯していますが、これ全部情報じゃなくてただの誰かの願望なんじゃないの、そういう気もしてきます。予約受付は今日から再開したようで、受付を中止した経緯が「入荷の目処が立たないため」であったことから、常識的に考えて目処が立ったから再開したのだろう、と思いたいところです。だがソフトバンクだ。簡単に信用してはいけないことは覚えておかなくてはいけません。


昨日ふと思ったこと。

iPhoneというかiOS搭載機の普及台数はとっくにSONY PSPを抜き去り、いまやNintendo DSに迫ろうかという数になっています。もっとも任天堂は自信作Nintendo 3DSを年末には投入して再び引き離そうというつもりなのでしょうが。

で、3DSの何が凄いかっていうと、液晶が裸眼立体視に対応したところです。っていうか他には特にないわけです。しかし任天堂はこの新プロダクトにはかなり力を入れており、3Dの品質は実際かなりのものだという評判です。

ここで面白いのが、この3DSの液晶が、最近のアップルの機種とまさに対称的な内容になっているところです。

3DSの液晶は3.5インチ800×240ドットですが、裸眼立体視のため左右解像度は半分となり実質400×240の低解像度となります。そして、裸眼立体視用液晶パネルを採用したため、左右視野角は非常に狭いです。実質的に真正面以外ではまともに立体映像を見ることができません。横から覗き込んでもボケてしまい何が映っているのかよくわからない。つまりNintendo 3DSは「おひとりさま」用携帯ゲーム機なんですね。

一方のiPadですが。9.7インチ1024×768の大型液晶はIPSパネルを採用しており、繊細かつ鮮やかで非常な高視野角を獲得しています。iPadをテーブルに置き、みなで囲んでゲームができたりするわけです。ぼくもこれ、たとえば喫茶店で向かいに座った彼女とオセロゲームでもやればいいんじゃないかと思ったりしました。彼女はいませんが。別に電車の中でお爺さんと将棋をしてもいいと思いますが(揺れても駒が飛び散らないところが利点と思います)。

任天堂と言えば"ファミリー"コンピュータだったし、Wiiも一人で踊ってる人はあまりいないのではないかと思います。でも最近いい噂は聞かないですしね、Wiiは。そして頼りの携帯機は縮こまる方向、と、戦略的にこれでいいんでしょうか、と思わされます。確かに、ネットワークで繋がったりはするんでしょうけれど、いつも思いますが、ヨドバシAkibaの入口近辺で多くの人が密集して立ち誰と会話するでもなく自分のDSの画面を凝視しひたすらボタンを押し続けている光景は、はたから見てすこし不気味です。

そしてAppleはiPhone 4を発表しました。この最新機種に触れた感想で一番多かったのが、やはりRetinaディスプレイの美しさについてでした。いきなり旧機種の倍、960×640という超高解像度を採用。まるで印刷物を見ているようだ、いままで拡大していたwebページがそのまま読める、pdf化した漫画を読むのに全く困らない、などという感想を見かけました。たぶん、いつかiPadがこのRetinaディスプレイを採用した時に、ほんとうに紙の書物が終っていくんじゃないかと思ってます。

もちろんAppleも3Dについてはしっかり考えていると思いますよ。どんなふうになるのかはさっぱり予想できませんが。でも、思い出して欲しいのですけど、いつだって、後からひょっこりやってきては市場をごっそり持ってっちゃうのがAppleなのです。WALKMANに対するiPod、BlackBerryに対するiPhone、Kindleに対するiPadのように。そしてそれらiOSデバイスはいまや携帯ゲーム機の市場を奪おうとしている。3Dという新たな武器を投入しても、任天堂はうかうかしてはいられないと思うんですよね。Appleが3Dを採用するときは、それはもう市場を奪う準備が整ったという意味なわけなので。


しかしコナミはちゃっかり昨日iPhoneのラブプラスiをバージョンアップして、iPhone 4と同日発売のラブプラス+との連動機能を持たせてきました。これはDSとiPhoneの両方を持っていないとラブプラスの世界を充分に楽しめないということです。したたかと言うかなんというかコナミさんさすがですよね。