家では夜はついに暖房を入れるようになったのだけど、今日は天気はよさそうだったので薄いコートで外出した。少し早めだったので高岡は新刊まだないかなーと思ったらもうきっちり並べてあった。毎週ランダムすぎる。
三省堂。ついに水曜日から可動してるオンデマンドサービスを利用してみることにする。
これが「エスプレッソ・ブック・マシン」、1Fの下りエレベーターの正面にある。左側のカウンターで欲しい本をオーダーし、その場で10分後くらいに受け取ることが可能。日本語の本はまだ数十種類と少ない(いまのところなぜか全て講談社)。しかし、日々少しずつ種類が増えている。湯川秀樹博士の『この地球に生まれ合わせて』をオーダーしてみた。前払いで、価格は本によって異なり、今回は1550円だった(ちなみに、今見たら古本がAmazonで79円で、さらに電子書籍化もされているようだ。オーダー前に調査する必要があるように思われるw)。
さて。オーダーを終えて、見てていいですか?と聞いたらどうぞどうぞとのことだったので、横(写真の位置)に回った。本体はシルバーのフレームで組まれている部分のみで、左側にくっついてるのはXEROXの複合機、右上に乗ってるのは表紙用のカラープリンタだ。同じく右上のコンソールからジョブを投入、本が作られることになる。が、いろいろやってても動かない。少しして、いま機械の調子が悪いようなので準備ができたらご連絡いたします、または出来上がり後にご連絡もできますが……と言われる。後者でいい気もするが、自分のオーダーした本が作られるところをこの目でみたい、という人にも配慮しているのだろう。準備ができたら電話をもらうことにして、一旦店を離れた。
ちょうど昼食時だったので、天鴻餃子房へ行ってパリパリ餃子定食中盛を食べた。それからすずらん通りのドトールへ。入ってコーヒー頼んで席についてさー本でも読みますか、というところに三省堂より電話。実は機械の調子が悪く復旧の見通しが立たないため、今日は返金させてもらってよいか、とのことだった。まぁそんなこともあるか、と思い、コーヒーを飲み干して三省堂へ向かい、恐縮する店員さんから返金してもらった。
それから秋葉方面へ移動することにし、ひとまず小川町のスタバへ入って本を読むことにする。ところが、ここでも席についた途端に三省堂から電話。なんと機械が直ったという。よろしければ……とのことだったが、後ほど伺います、ということにして、1時間ばかり本を読んでからまた三省堂に戻った。さらに恐縮した様子の店員さん。ではお金を……と言うと、なんといらないと言う。3度も足をお運びいただいて大変申し訳ないので…とのこと。つーか毎週来てるんで別にいいんですけど…と思ったけれど、せっかくなのでありがたく申し出を受けることにしたw
ジョブが投入され機械が動き始める。XEROX複合機がすごい速度で吐き出した本文の紙が中央上部に積み上がっていく。カラープリンタから出てきた表紙がそのすぐ下に待機している。やがて出力を終えた本文は90度向きを変えられて垂直となり、往復する四角い箱状機械によって背となる部分に下方から糊を塗られ、じりじりと降りてきて表紙に圧着される。気のせいか、ここでどこからかファンファーレ的音楽が流れだした。新しい本の誕生を祝しているのか。そういう設定なのだろうか。次回のオーダー時に確認したいと思う。表紙と一体化した本は中央下部に送られ、90度ずつ向きを変えながら背以外の三方をざくりざくりと裁断される(切り落とされた部分は下部の銀色のボックスに落ちる。メモ替わりにご自由にお持ちください、ということで近くに積まれている)。
そして本が写真の反対側から取り出され、手袋をした店員さんによってものものしく運ばれてくる。なぜかというと表紙はカラープリンタ出力そのものなので、完全に乾くまでしばらく時間がかかるからだ。背の糊も同様。すぐできるけどすぐ読めるわけじゃないんだなーというツッコミは野暮かもしれない。本は透明なビニール袋に入れられ、さらに三省堂の袋に入れられた。ホカホカである。
全体の印象としてはピタゴラ装置だった。見てる分には面白いが、とても非効率的だ。本を一冊だけ作ろうとすると大げさな仕掛けが必要になってしまうのだった。この機械が流れ作業的に前の本が糊付け始めたらすぐ次の本の印刷を開始できるのかはわからない。けれど、結局プリンタの出力速度依存なのではないだろうか。営業時間中ノンストップフル稼働でも100冊くらいしか作れないのではないか。とは言え別に否定的な印象を持ってはいない。実際通る人みなが興味しんしんで眺めていく。これで集客できて、紙の本だってまだいろいろやれるんだぜ!と解ってもらえればそれで良いのではないか?
早く家を出たのに意外に時間を食ってしまい、ホカホカの本を抱えて秋葉に急ぐ。ラジオ会館とヨドバシをさっと見て終了、あとは岩盤浴といつもの飲み屋だ。また飲み屋のオーナーが居らっしゃったので話をする。どこが気に入られてるのかはいまだによくわからない。最近肩の調子が、という話をしたら、よく効くという鍼灸を紹介してもらったw
さて今日買った本ですが結構いっぱいだ。バッグが重かった。
- 作者: 佐々木少年
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/12/18
- メディア: コミック
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コミック版月姫もついに完結。毎回書いているけれど、このコミック版はゲームのコミカライズとしては異様なハイレベルで、特にファンがいろいろ厳しそうな奈須きのこ作品なのに、みんなが諸手を挙げての大絶賛である。佐々木少年は描き切った、すごすぎる。
- 作者: 木谷椎
- 出版社/メーカー: 一水社
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: コミック
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「木谷椎のカラー作品がこの1冊に!」ということで、漫画だけでなくカラーイラストも纏められていてお買い得。高岡で買ったらポストカード付いてた。
カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーシリーズ マニアックス
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 大型本
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いやこりゃファンはマストバイってやつ。超濃厚な一冊。シュタゲがメイン。
- 作者: 鈴木伸元
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/11/27
- メディア: 新書
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平成20年の犯罪件数は253万3351件。被害者家族はマスコミ取材による二次被害で心の傷が癒える間もないが、実は加害者家族も凄惨な生活を強いられる。身内の犯罪を機に失職や転居を余儀なくされるだけでなく、インターネットで誹謗中傷され、写真や個人情報まで流出される。そんな過酷な現実を受け止められず、自殺する人も多い。事件への自らの非力を嘆き激しい後悔に暮れる加害者家族も多いが、そもそも身内の犯罪を未然に防ぐには限度がある。まさに他人事ではない実態を明らかにした、衝撃の一冊。
買って読み終わってしまった。感想書くかも。
メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)
- 作者: 伊藤計劃
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 文庫
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『ハーモニー』を読み終え、その勢いのまま買ってきた。そのうち『虐殺器官』も文庫買ってもう一度読もうと思う。
ユリイカ2011年1月臨時増刊号 総特集=村上春樹 『1Q84』へ至るまで、そしてこれから・・・
- 作者: 村上春樹,福田和也,斎藤環,市川真人,大澤真幸,四方田犬彦,山崎まどか
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2010/12/13
- メディア: ムック
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特集ではなく増刊なので一冊まるごと村上春樹だ。巻頭はメールインタビュー"魂のソフト・ランディングのために ―21世紀の「物語」の役割"となっている。インタビューだと「なにも隠すところはない」って感じなのに作品は謎めいているのが不思議w
- 作者: マックピープル編集部
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 大型本
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なぜか表示されないけど、「MacBook Air パーフェクトガイド」asin:4048703072。予想通り買ってセットアップして以降使ってないMacBook Airを見直す機会になればと思って買ったw 内容的にはAir固有の記載は少ない(そりゃ、薄いだけでただのMacだし)。どちらかというとAirが初めて買うMacになる人向け?
あとは作ってもらった湯川博士の本。そして実はKAGEROUも購入済みである…。