会社→神保町日記

休日出勤。仕事の都合で今後しばらく土曜出勤が増えるかもしれない。制度上は代休を取得できることになってはいる。

会社から午後6時過ぎに神保町へ。高岡でアイアムアヒーロー6巻と魔法少女まどかマギカ3巻を購入。他をざっと回って、まぁ短時間の割に充実した感じ。空腹だったけれど帰宅。ちょっとしてから飲みへ。神田駅近く、西口商店街の「82 ALE HOUSE」へ。土曜日だから人はいないのではないかと予想していったのだけどそんなことはなく、9割近く入っていて、パブなので騒がしい。案内されたのはすでにできあがっているどこかのバンドメンバーのそばの席だったが仕方ない。飲み物食べ物はどれも安いが、一人で長居する場所ではないようだ。ウィスキーの水割り2杯飲んで出てきた。その後もう1件寄って帰宅。

さて今日買ったものですが。

魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

フラゲ。最終巻。よく1冊に収めたと思うけど(特に10話とか)、急ぎすぎ説明省きすぎで、正直初めて触れる人には厳しいと思う。しかし(多分大半の)アニメで見ている人には、文字になったまどかやほむらのセリフにぐっとくるものがあるんじゃないか。あとアニメと違ってキュゥべえが黒い。アニメだとヤバいセリフの時でも目がアップになるだけだけど、コミックスは邪悪なオーラの立ち昇る酷い生き物になっているw

アイアムアヒーロー 6 (ビッグコミックス)

フラゲ。未読。酒飲みに行く前に読むと酒が不味くなってしまいそうな気がして読まなかったw

ロッテのおもちゃ! 6 (電撃コミックス)

そういえば5巻を読んでないような記憶が…。

量子力学の反常識と素粒子の自由意志 (岩波科学ライブラリー)

ちょっとトンデモっぽい書名、だが岩波書店。ということで買い。だが予想に反し？トンデモではないようだ。まえがきの一部を引用する。

　新たに二一世紀になって、因果性に関する新しい定理が提出された。自由意志定理と名づけられたこの定理は、もし測定者に自由意志があるとするならば、その測定対象にも――たとえそれが点状の素粒子であっても――同様の自由意志が存在すると主張するもので、EPRやベルの定理の議論で暗黙のうちに前提とされた自由意志の問題を、自然界の非因果性と結びつけたものである。この定理は、自然界のあらゆる事象にはそれを決定づける原因があるとする因果的決定論が、現実の世界では成り立たないことを論証する。本書はこの新しい定理と、その基板となっている物理量の状況依存性に関する議論(コッヘン―スペッカーの定理)も併せて紹介し、非実在性や非局所性とならんで、自然界の非因果性に関する最新の議論について解説を加える。

トンデモなんて言ってごめんなさい、という内容だった。今世紀に入ってからの議論なんだった。直感的には、シュレーディンガーの猫の逆バージョンみたいなことだろうか？　ミクロ世界での状態の重ねあわせをマクロに持ってくると変な話になる、の逆で、もしマクロ世界に自由意志があるんなら当然ミクロにもなくっちゃね、みたいな。

明るいニヒリズム

「一瞬一瞬、宇宙の総体は消え続けているのであり、持続してあるかのようなものは観念の集合であって、人間が言語によって拵え上げた架空物なのである。過去は「ない」のであるから、私が死んだ「あと」ビッグバン以来の一五〇億年に及ぶ「客観的世界」が広がっているわけではない。（中略）私はいずれ死ぬであろう。そして、何も失わないであろう」（本文より）。
過去もない。未来もない。哲学を突き詰めたとき仄見える、清潔であっけらかんとした世界を精密に描く。

はてな匿名ダイアリーか。厨二病か。哲学とはそういうことか。死ぬのが怖い怖いと言ってた気がする中島先生のその後のあゆみが気になって時々本を買ってしまう。