すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

心の安定を図るグッズ

 市民自らが放射線測定器を購入し、身の回りの放射線量を測る動きが広がっている。放射線量が高い場所を知ることは、無用な被曝(ひばく)を避けるのに役立つが、簡易型の測定器は誤差も大きいので注意が必要だ。

 集まったのは、日本製のほか、米、独、仏、中国、ロシア、ウクライナ製などの簡易型測定器約40台。毎時0・60、0・20、0・10マイクロ・シーベルトの放射線を測ったが、すべて正確に表示したのは1台もなかった。

 毎時0・10マイクロ・シーベルトを0・09〜0・23、同0・20マイクロ・シーベルトを0・15〜0・44と表示し、最大で2倍以上の差があった。多くの機械が実際より高めに表示する傾向がみられた。


用意された40台の測定器の中で、正しい放射線量を表示したのは1台もなし。これが現実だという話です。さらに、多くの測定器の表示は「実際より高め」の値だったという。

つまり、福島原発の事故による放射線量の増加を恐れたそこらのふつうの人が、個人で購入した測定器を使って「平常値より☓☓%も高い!」とか騒いでるのは、ほぼ"意味がない"ということになります。さすがに表示が1桁違えば、「たぶん事故前より多いだろう」くらいは言えるのでしょうけど。

というわけで、これらは「放射線量測定器」ではなく「お守り」なのです。すがって安心するもの。でもそんな馬鹿にしたものでもないかもしれません。ぼくもさらに簡易型のカードのやつ(asin:B0054NDKNM)持ってますし。事故後数ヶ月、これっぽっちも変化は見られませんけれど。

もしほんとうに正確な放射線量が知りたかったら、おそらく数十万円の業務用(?)の測定器を購入し、数万円掛けてときどきメンテナンスしてやれば可能と思います。命には変えられないのなら金額は関係ないのではないでしょうか。まぁぼくはカードのやつで充分です。