すべての夢のたび。

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映画『愛と誠』見てきた

三池崇史監督の作品だから、というのが見たかった理由です。少なくとも退屈はしないだろうと。最近の作品はわりと見てる。

予備知識は、梶原一騎原作の昔の漫画で純愛モノらしい、ということだけ。冒頭から意表を突かれましたが置いとく。70年代の新宿を過剰にしたイメージがいかにも三池監督らしい。

そしていきなり始まる……ダンスw ミュージカル仕立てなのかよ! それは知らなかった。懐かしの名曲に乗って、主人公と喧嘩相手のグループが踊る。オーバーアクションでキメのポーズをばんばん取り入れた振り付けが実にカッコよくて、笑える。客席からもくすくす笑いが起きてましたね。役者さんも大変だったんじゃないかと思う。

あと主人公が転校する不良高校「花園実業」と生徒たちがもうとにかくものすごい。ここアゴが落ちる。圧倒的なイメージの洪水です。漫画でもCGでもこれはやらないだろうという。

それと喧嘩ね。主人公が滅法強い不良という設定なので、まぁ喧嘩喧嘩。殴る蹴る頭突きをかます。びっくりしたのは、女生徒相手でもこの主人公全く容赦しないこと。こんなに大量に女の人が男にぶん殴られてケリ入れられる映画見たことないです。映画以外でもないけどな。

過剰さはギャグになるし、度を越した真面目さもギャグになる。直接的な笑いも取り入れられていて、一見してふざけた映画化と取る人もいるようです。が、お前らいったい三池崇史に何を望んでいるんだとw そう申し上げたい。ぼくは見たいものが見れたので大変満足して帰って来ました。