世界中の航空機が飛んでいる様子を地図上で見れる「Flightradar24.com」、iPhone版もインストールしてみた。無料版とプロ版があり、250円と安いのでプロ版で。
これのプロ版を買ってみたんですけど、とても良い。でも、なんで良いのかよくわからない……。こういうのにワクワクするのはなんなんでしょうね。
これ羽田。こんな感じで、飛行機がリアルタイムでちまちま動くわけです。で、好きなのをタップすると、詳しい情報が見れる。航空会社名、機体名、便名、発着地、現在高度・速度、ほかいろいろ。地上にいる機も表示されててしかもGPS精度の問題か(Apple地図の問題ではないと思う……)海の上にもいたりするのでちょっと妙ですが。
で、上にリンク貼らさせていただいたブログでとても丁寧に紹介されているのでもうそっち見て欲しくてぼくが書くことあまりないんですが、実は載ってない機能がひとつあったのです。
通知。このアプリは通知機能を持っている。iPhoneのアレです。では何を通知してくれるのか。いろいろ条件が設定できます。たとえば指定したエリアにこの航空会社の飛行機が来たら通知とか。しかし、サンプルとして入ってる条件が"Squawk is 7600,7700"だったんですね。
squawkって何のためにあるのですか？
旅客機が管制塔とやりとりするときスコーク○○っていいますよね。。
あれはいったいなんですか？
何のために必要ですか？
ヤフーっぽくていい質問だ！ そしてその回答は……
7700：緊急事態 (EMERGENCY)
7600：無線通信不能 (COMMUNICATION FAIL)
そう、なんとこのアプリは、エマージェンシー信号を出している飛行機がいたら通知してくれる！ ちょっと怖い機能です。いやー、こんなの設定しても来ないっしょ、と思ったのですが、一応設定してみた。
ところがいきなり来たんですね……。エールフランス2252便、パリ発サンクトペテルブルグ行きがエマージェンシー！ iPhoneに通知が来た。
上のスクリーンショットでは高度約3万フィートになってますが、この機はこのあとほんのわずかな時間で1万フィートまで降下してしまい、さらにその後も高度は下がり続け、一方で対地速度はどんどん遅くなっていきました。いやいやこんな遅いとこれ墜ちるべさ……。と思いながら見続けていると、パタリとデータの更新が止まった……！
どうなったの！ヤバいものを目撃してしまった！？と思っていたのですが、その後の情報を追ったところ、どうやら機体トラブルでこの近くのドイツの空港に緊急着陸したようでした。あーびっくりした。空港にある程度近づくとデータ更新が止まることもあるみたいです。
いやー、ぼくが変な通知なんかセットしたから大変なことに……なんて考えていたら、その後またスコーク77通知が来た。今度の機は出発地へ引き返して行きました。割とよくあるんですかね。こっちもまたドイツの空港。ドイツの空港と言えば税関ですよね。あの国の空はヤバい。そういうことにしましょう。
ちなみにスコークのコードはいろいろと種類があるらしいのですが、このアプリが指定できるのは7600と7700だけです。実は7500は「ハイジャック」なのですが指定できません。まぁ「JALのXXXX便がハイジャックされたらしいぞ！」なんてツイートされても問題でしょうしね。
