すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

精神論から物理論へ

ジムに通うぞという立派な決意が、仕事でいろいろと大変なことがあった日には弱まってしまうのはなぜなのか、考えてみたことはあるだろうか。

その理由は、意志の力というものは、物語のコンセプトのようなものではなく、自動車のガソリンのようなものだということにある。つまり、その量を測定できるようなエネルギーであり、使えばなくなって行く消耗品なのだ。


面白い記事でした。「意志の力は有限であり、使うと減ってしまう」。こういう言い方をされると、ふーん?って感じですけど、実際のところはストレス溜まる仕事してるともうやだ!ってなるアレの話なんで、だれでも思い当たるようなことをそれっぽい言い回しをしているだけの気がします。

しかし、読んでいくとちょっと興味深いことが書いてあったりする。

ほかに、意志力はグルコースで補給されるとする研究が複数ある。このことは、体重を減らそうとしているのに、その決断が消えてしまう理由を説明する手がかりになる。つまり、食べ物を食べないでいるとグルコースが減少し、それに伴って意志の力も減少していくのだ。


意志力はグルコース(ブトウ糖)である!という。甘いものでも食わなきゃやってらんねー!というアレにはカガク的根拠があるのかもしれないというわけです。本能的に感じ取っていたんでしょうかね。この研究がほんとうなのかどうかはブラインドの実験を経なくてはいけないと思うけど(紹介されてないだけでやってるのかな)、少なくとも、チョコ食う言い訳をより正当化することはできるw

霊とか魂とかそういうのを信じないとすれば、脳内で起きていることは全て物理的な過程であるわけで、なんかちょっとつついてやれば結果が変わったりするわけです。甘いもの食べてやる気が出るなら、それでいーじゃない、と思うのです。このくらいならね。でもこれをだんだん押し進めていくと、クスリで性格をいじるのはいかがなものか、みたいな話になってきちゃう。ぼくも日本的な精神論で教育されてきているので、理屈ではこれでいいと思ってても、心理的な抵抗は残っちゃいますね。努力が大事だろー、みたいなあれ。