すべての夢のたび。

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繋いで感じろ

 またしてもほのかにマッドな感じがする実験結果が報告された。米デューク大学医療センターのブレインマシン・インターフェースプロジェクトにおいて、ミゲル・ニコレリス教授率いるラボの研究者らは、実験用のマウス(ラット)の脳に電極システムを埋め込み、新たに赤外線を感知する能力を携えたマウスを誕生させることに成功した。

 赤外線は電磁スペクトルの一部で、通常のマウスなら感知することはできない。赤外線を感知するための装置は、本来触覚に関わる脳の部位に埋め込まれた微小電極のシステムにつながれた。


面白いけど、触覚の拡張なら第六感ではないし、人間でも人工網膜デバイスとかもうあるからそんなにマッドではないよね。

これだと、第六感ってより、共感覚みたいなもんだと思う。音に数字に色を感じたりするやつ。あれは要するに脳内で混線が起きてるわけですが(遺伝することもある)、それを人工的に起こしてやるようなもんですね。

マウスは当初、脳内に生じた感覚を、実際に何かが触れた感覚と混同していたようだった。だが、1カ月を過ぎると、強化された機能を活用して赤外線の発生源を調べ、見つけ出せるようになったという。


人間でも、確か文字を舌で読めるようになった人がいたんじゃありませんでしたっけ。点字を舐めるわけじゃなく、映像を凸凹に変換するようなデバイスを舌の上に乗せて読む。結局、なんであっても、それを信号に変換でき、脳へ入力できれば、感覚できるようになる。柔軟性高すぎですよね、脳って。

五感以外のところに入力してやったら面白いんじゃないかと思ったけど、あんまり実用性ないか。何か刺激があると、空腹を感じたり、悲しい感じがしたり、疲れた感じがしたりするの。とか思ったけどそもそも音楽聞いて悲しい気持ちになったりするのって実は考えてみれば不思議なことであって、それって共感覚みたいなもんだよねと思います。

あと、マウスが、赤外線をどのように触覚に変換してるのだろうと考えると面白い。例えば、より明るいとザラザラで、暗いとツルツルだとか。遠いと軽く触られた感じで近いと強く押された感じとか。マウス喋れないしなー。やはり人間でやるしか。