すべての夢のたび。

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しっぽがうごいちゃう

ハーヴァード大の研究チームが、コンピューターを介した「脳から脳への」情報伝達を可能にする技術を開発した。人間の意志でマウスのしっぽを動かす実験に成功したのだ。


またマッド系。でもこれだけ読むと「おおすごい」なんですが、詳しい内容見るとうーんなんだかなーという感じ。

人間の被験者に、特定の周波数で点滅する円の画像を映したコンピューター画面を見せると、視覚刺激と同じ周波数で脳の電気的活動が生じる。今回の実験では、これがラットの脳を刺激するという「意思」にあたる。

実験の被験者6名は、それぞれ別のラット6匹に接続された。被験者は、コンピューター画面を4〜5秒間じっと見つめることで、ラットの運動皮質を刺激する意思を示すよう指示された。


つまり「しっぽうごけ!」って念じるわけじゃなくて、「しっぽ動かしてー」「チュー(ワカッタ)」って命令してやってもらうわけでもなくて、しっぽを動かすスイッチを入れるためにコンピュータの画面をじっと見つめる、という方式。別にスイッチの先に何が繋がっててもいいんじゃんっていう。もっと頑張れ。

でもしっぽを動かされてしまうマウス側の仕組みはちょっとおもしろかった。もちろんマウスが命令を解釈しているわけではないですが。

ユ氏のチームはラットの脳を刺激する方法として、集束させた音響エネルギーを脳の深い部分にある特定領域に照射する「集束超音波(Focused Ultrasound:FUS)を用いた非侵襲的な経頭蓋照射」を利用した。この手法は、癌の治療などに用いられている(高密度に集中させ、摂氏90度程度の高温で病巣をピンポイントで破壊する)が、パルス状にして低エネルギーで照射することで、特定の脳組織に障害を与えずに刺激することもできる。


そんなんで、しっぽが動いてしまう。意外と脳って単純っていうか、やり方はともかくとしてニューロンが刺激されればなんらかの反応が起きてしまうような、そんな感じですね。

せっかく非侵襲で脳を刺激できることがわかったんだから、次はアウトプットじゃなくてインプットでやって欲しいですね。自分の感情を手元のコントローラからいろいろいじるくらいだったら簡単にできそうなんですが。