すべての夢のたび。

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びっしり手形

 アルゼンチンのサンタ・クルス州にあるラス・マノス洞窟は、壁一面に手が描かれているのが印象的だ。ラス・マノスは現地の言葉で「無数の手」を意味する。
 洞窟内に描かれた無数の手形の洞窟壁画はテウェルチェ族の祖先に当たると思われる先住民族によって9000年ほど前から描かれたものと言われている。絵具には鉱物が使われており、それを吹き付けるのに使われた骨製のパイプが見つかっているため、年代が算定が可能となったのだそうだ。


わーきれー。現代アート。とか思ったんですが、微かに感じる不気味さはなんだろう。

そう思ってその根を探ってみたら、あれか、怪談ですね。ドライブインまで辿り着いてみたらリアガラスに手形がびっしりと。出口のない部屋のなかに手形がびっしりと。

そういう手形がなんで怖いのか。目は口ほどに物を言い、みたいに、手も物を言うからでしょうね。そこになんらかの意思が感じられるからだと思う。

でもこの写真の手形たちにはあんまりそれがない感じ。これはなんなのかなーと検索してみたらWikipediaに記事があった

手形のほとんどは左手である。このことは、彼らがパイプを利き手(右手)で持っていたことを示唆している。手形のサイズは13歳くらいの少年と同じようにも見えるが、彼らが現代人よりも小柄であったであろうことを考慮すれば、もう少し上の年齢だったと思われる。ゆえに、手形を印すという行為は、聖地であった洞窟における成人通過儀礼であったと考えられている。


なるほど。肝試しでお墓の前に置いたなんかを持って帰ってくるとかそれ系か。聞いちゃうとなーんだって感じではあります。