すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

左からの風

 スタジオジブリが毎月刊行している小冊子『熱風』の7月号がPDFで緊急配信された。
 7月号では現政権が強い意欲を持って進める「憲法改正」が特集。品切れの取扱書店も多く、入手困難な状況を鑑み、特集の原稿4本(以下参照)を全文緊急配信することを決めたとしている。ダウンロードは無料、配信期間は8月20日18時まで。

  • 憲法を変えるなどもってのほか(宮崎駿)
  • 9条 世界に伝えよう(鈴木敏夫)
  • 戦争は怖い(中川李枝子)
  • 60年の平和の大きさ(高畑勲)


以前「どうしてアーティストはみんな左寄りなのか?」ってエントリを書きましたが、例に漏れずというか、バリバリ左路線ですね。「もってのほか」とか、アニメで言えばいいのにと思うんですが、なんでやらないんでしょうか。

確かに、ぼくも自民党の憲法改正案をちょっと読んでみたのですが(『日本人なら知っておきたい 憲法改正自民党案』)、なんと言いますか、こりゃ酷いもんだなという印象は受けました。昭和十何年とかそのへんに時計の針を戻したい人たちがいるんだなぁと。でももうそういうのは流行らないんじゃないですかね。ぼくは、人は変わらないものだと思っているので、自民党のおじいさんたちがみんな死ぬまで、この傾向は続くと考えています。

まぁ、憲法なんてそうそう変えられるものではないから(96条さえ改正から守れれば)、大した心配はしてませんが。むしろどうして自民党はあんなものを隠さずに世に出してしまったのか、そっちが気になります。本気で変えるつもりならこっそりやればいいのに。そこも爺感覚なのか?

でも、9条素晴らしい、9条守れ、9条さえあれば誰も攻めてこないとか、左寄りの人たちは言いますけど、その9条って左寄りの人たちの嫌いなアメリカが作った憲法なんですよね。そこを必死になって擁護しようとしている姿はぼくにはすごく滑稽に映ります。良い物は良いとかそういう理屈なんですかねw 日本人の手でいちから作り直して、自民党案みたいな古めかしいやつじゃない平和を希求する憲法を、もういちど選び直すってのもいいんじゃないかと思いますが。