すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

世間さまとのずれ

昨日JR南浦和駅で起きた、女性が電車とホームの隙間に挟まれてしまった事故。ホームや車内にいた乗客や駅員約40人が協力して32トンある車両を押し隙間を広げ、腰のあたりで挟まっていた女性を引き上げて、無事救出となりました。JR東日本によると、この影響で京浜東北線に一時8分の遅れが出たそうです。女性はすぐに救急車で病院に運ばれましたが、幸い怪我等はありませんでした。
この報道は英紙ガーディアンやNYタイムズなど、多くの海外紙でも取り上げられるなど、海外でも話題になっており、記事を読んだ外国人からは、様々なコメントが寄せられていました。


この件が「良いニュース」として取り上げられてることがぼくには意外で、さらに、今のところそう感じてる人をほかには見たことがない、つまりぼくのほうが明らかに変らしいことが輪を掛けて意外でした。

いや、この件、単純に「良かった」ですまないものがあると感じたんです。

ぼくはこれと同じ状況、電車とホームの間に腰まで挟まった状態で、そのまま電車が動いてしまって不幸な結果になったケースを2件知ってるんです。

1件は、上半身と下半身が360度ねじれてしまい、病院に運ばれたものの下半身を切断の措置で、翌日だかに死亡。日本で、女子高生だったかな。

もう1件は海外で、駅の監視カメラに映像が残っていたもの。電車が動くと挟まれた人はコマみたいにくるくる回るんですよね。そのあとどうなったのかは知らない。

今回のだって、みんなで電車押して隙間広がって救出できたから結果的に良かったんでしょうけど、もしなんかの拍子で、押してる人たちが疲れたとか息が合わなくなったとかで車体が戻ってきちゃったら、これみんな見てる前で圧死したかもしれないわけでしょ。

そんなふうに想像してしまったので、落ちて挟まれた状態でとりあえず命に別条はなかったんなら、あとはプロに任せるべきだったのではないのか、みたいに感じたんだと思います。際どすぎるこれ。

それでも今回は無事に助かったんだから良いニュースとして喜んでもいいんじゃないのかと思うんですが、なんかどっか引っかかってるんだよなぁ。それがどこなのかよくわからなくてもや〜んとしてるんでした。