すべての夢のたび。

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ロボットは人を信頼できるのか?

ヒッチハイクでカナダを横断するロボット hitchBOT、旅の様子をツイート中 - Engadget Japanese

カナダの研究者チームが、見知らぬ人を頼ってヒッチハイクする自律型ロボット hitchBOT をカナダ横断の旅に送りだしました。

hitchBOT はバケツの胴体に樹脂製の手足、顔文字程度の表情を示す頭部LEDディスプレイを備えた「ロボット」。 自律型で簡単な会話はできるものの自分で歩くことはできず、通りすがりの人に頼んでヒッチハイクする旅の様子をツイッターやInstagram、自分のウェブサイトで中継中です。


昔読んだ話で、「この荷物を◯◯町の◯◯さんを知ってそうな人に渡して」って繰り返してくと、だいたい数回・数人経由で本人のところまで届く、みたいのを思い出しました。今回のはただの荷物よりだいぶインテリジェントですが。

ロボットって言っても、かなり広い意味での、ですよねこれ。手足は動かない飾り。要はただのコンピュータじゃないですか。でもヒトガタをしていればロボットって呼んでいいんだ。手足がある、表情がある、喋る。きっとそこがポイントなんだと思う。

自律型ロボットを始めとするテクノロジーの普及とともに浮上した「人はロボットを信頼できるのか?」という問いに対して、人の善意を頼るロボットで逆に「ロボットは人を信頼できるのか?」を問うことで、テクノロジーと人間の関係を探ることが旅の目的とされています。


哲学的ですね。でも確かに、信頼って相互の関係ですからね。「人はロボットを信頼できるのか?」という問いは、「ロボットは人を信頼できるのか?」という問いと不可分ではない。人は、人を信頼してくれそうなロボットなら信頼するでしょう。

このヒッチハイクロボットは、人を全面的に信頼してる、という雰囲気をかもし出しています。なにせ一人じゃなにもできず相手にすべてを委ねるしかないのです。それって要は赤ん坊じゃん。あなたを信頼します、ってメッセージですよね。なのでこの実験は結構うまくいくのではないかと。