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すべての夢のたび。

雑記ブログ

3Dプリンタと遺伝子

3Dプリンタが話題でした。殺傷能力のある銃をプリントアウトした、って人が逮捕されましてね。そんで3Dプリンタとか法規制したほうがいいんじゃねえのってハナシが出てきて、ネット界隈では「わかってねーわばかだわ」と"有識者"に対して散々でした。まぁぼくも包丁買ってきて刺した方が早いと思いますしね。3Dプリンタで殴れってのもあった。あれ握るところ多くて持ちやすそうだし重量的にも手頃な気がしますよね。印刷が終わるのを待つまでもない。

で、3Dプリンタと遺伝子のシステムの類似と相違について考えていたのです。3Dプリンタはなんかデータを突っ込むとなんかが出力される。遺伝子のシステムではなんかDNAを突っ込むとなんかが出力されるわけです。ともに、突っ込むもののバリエーションによっていろんな造形ができたりする。

けれど大きく違うところがある、遺伝子のシステムは3Dプリンタほど自由ではないんですね。なんでもできるわけではない。どうしてかっつーと、DNAってのは"意味"なんです。意味を遺伝子のシステムに突っ込むんですね。だから生成途中でデータが歪んだり化けたりした時も、出力結果が人間に意味のわかる壊れ方をする。肌が真っ白だとか、指の数が多いとか、内臓がぜんぶ逆位置にあるとか。

でも3Dプリンタに突っ込むのはただの数字なんですね。意味なんてどこにもない。だからアウトプットがもうぶっ飛んでる。ちょっと写真見て、人間の奇形を見た時とはまるで別の、ゾッとする感じがあります。




3Dプリンタだとこんなふうに、出力が「意味のわからない」壊れ方をするわけです。入力がただの数字列ですからね、人がそれを見て出力の形を推測できるわけではない。逆に、じゃあDNAにでたらめなデータを突っ込んだからってこういうのを子宮から出力できるかっていうと、そりゃ多分ムリなわけです。おそらくそういうの(↑こういうの)が生まれたことはないと思う。腕の先にこういうグニャグニャ(としか表現できないよう)なのが付いてる赤ん坊とかね。たぶん、意味のわかる、つまり「人間が言葉で言い表せる」範囲のものしか、DNAでは指定できないだろうと思う。

まぁ順序は逆だと思いますが。DNAが先、言葉が後。言葉が意味が先にあったわけではないたぶんもちろん。

でもDNAでどこまでやれるのかなーってのは興味がありますね。深海魚みたいな不気味な造形、あの形だってDNAが決めてるわけで、あのへんのを人間のDNAに突っ込んでみたらなにか変な形とか機能とか持ってる人間が生まれてきたりできるのか? 深海魚と人間の遺伝子プリンタはどこまで同じ性能を持ってるんでしょうね。