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すべての夢のたび。

1日1記事の雑記ブログ

ベイマックス観てきた

観るか観ないかどうしたものかなーと思ってたんですが、良い評判しか聞かないので観てきました。フリーパス活用。2Dの字幕版。

で、とても面白かったです。面白くて、そして、なんというかすごい映画。

ベイマックスは予告編見ると少年とロボットのほのぼの交流ハートウォーミングなストーリィ、って雰囲気です。でもそれはそういうシーンを繋ぎ合わせて予告編にしただけで、実は戦隊ヒーローもので兄を殺した悪人への復讐譚である、ということでした。意図は不明ですがなぜかそういう予告編になっている。

この話を聞いてちょっと観に行くのを躊躇してたのですが、ぼくが観た限りではそんな違和感はなかったです。最初の印象からずれたところはない。これはやっぱり少年とロボットのハートウォームなあれで間違いありません。

字幕版だとうわ少年声低いな!と思いました。あとベイマックスの声もあまりロボっぽくない。

事件が起きて兄が死んで葬儀を終えるまでが1分くらいで片付いてて早すぎ!ってちょっと笑ったんですが、ほかに引っ掛かるようなところはあまりなかった。そして映像はものすごい。これは金(=3DCGの計算量)掛かってるなぁ。とにかく密度がすごい。今まで見たことない動きがすごい。作られたキャラクターの動きに不自然さがまるでないのがすごいです。

そして少年×ロボットでは必ずある、ロボットとの別れ。まぁきっちり泣かされてきましたよ。どこまでもわかりやすい、どこまでもお約束の展開。ベイマックスもまたその通りの作品でした。

そう、この「わかりやすすぎる」ところが、ちょっとどうなのかなって思ったのです。

ベイマックスはまずは子供も大人も一緒に観られるように作られてます。上映前の予告編とかアニメばっかりだったしね(21時半からの回でそれもどうなのと思うけど)。子供だけが観て楽しいのではなく、大人も楽しめなくてはならない。大人がちゃんと楽しめるのに、子供が観てもわからない部分が何もない。これってすごいことですよね。

つまりおそらくベイマックスの話は非っ常〜に細かな計算をした上で組まれてる。おそらく一から十まですべての要素を言語化できる。ディズニーはそういうものを簡単にひねり出せるようになってしまったのです。恐ろしいことだと思います。ていうか3DCGだからすべて計算された上で画面に配置されてるなんて当たり前か。カメラで撮るように、計算外のものが撮れてしまう映ってしまうなんてことは起き得ないわけだ。

確かに感動できるけど、心に負荷を掛けるようなものはなにもない。あれって、どういうことだったんだろうな?って後日考えこんでしまうようなものはない。もしかして、もうこういう話のアウトラインを出力できるソフトウェアでもあるんじゃないのかなぁ。例えば「4人の仲間たち」とか、あれ誰がいなくても、誰を交代させても、別に平気ですよね。4人いるのに役割は1つしかないっていうか。

別にベイマックスが悪いわけではない……って言いたいんだけど、もしかしたら悪いのかも知れません。究極の訳分かる映画です。感動できます。でもそれでいいんだろうか。