すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

ノストラダムスと特異点、1999と2045。

どうしてかぼくはシンギュラリティ―技術的特異点―2045年問題がキライなんでした。しかしキライキライ言ってても始まらない。まずは敵を知るべき……と思って、本を読もうと考えました。

Amazon Kindleでシンギュラリティで検索すると出てくるのはこの2冊です。

シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき

シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき

2045年問題 (廣済堂新書)

2045年問題 (廣済堂新書)

上は御本尊様の本、下は日本での紹介本です。上は2,190円、下は450円。下を買いました。そしたらスッカスカでねぇ……多少でもコンピュータについて知ってる人は下の本買う価値ないんじゃないかなぁ。ケチった結果がこれですが、でも2千円超えた本なんてKindleで買ったことないよ、うーん。


なんでシンギュラリティがキライなのかって、それたぶんシンギュラリティを語る人のお天気さが嫌なんでしょうね。「なんでもできちゃうようになるよ」「どうやって?」「だってそれがシンギュラリティだから」っていう説明放棄がなー。魔法、と言ってるのとなんら変わらない。かつての人工知能の失敗はなかったことになってるのかなぁ。

タイトルにノストラダムスを持ってきたのは、似てると思ったからです。あの頃、どうせ1999年になったら世界は滅んでしまうんだから何しても無駄じゃん!って一瞬でも考えてしまった若者は、それなりにいたと思います。

いまシンギュラリティを語る人はその逆なんですよ。明るいノストラダムス。2045年になったら全部解決! 予測はできないけれどでも明るい未来! みたいな感じで、現在、考える事を放棄しているように見える。指数関数グラフしか根拠がないくせに。そもそもあと30年も生き残れるのかね人類とか。


シンギュラリティ信奉者、いや、信者だよな。最先端科学の宗教としてのシンギュラリティ、きっとそういう捉え方をしている人たちが海外にはいるだろう。そう思って検索したらこんなのが引っかかった。

Singularitarianism - Wikipedia, the free encyclopedia

は、はつおんしにくい。シンギュラリタリアニズム。シンギュラリティは必ずやってくる。だからそれが人間に利益をもたらすように注意深く扱うべき、というようなムーブメントらしい。そして一方では、お前らそんな空想や現実逃避にふけってないで科学者ならちゃんといま起きてる問題に対処しなさいよ、っていう人たちもいるっぽいです、やっぱりね。カルトってことばも出てきた。横から見てるとそうとしか見えないんですよねー。