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すべての夢のたび。

雑記ブログ

現象と解釈

karapaia.livedoor.biz


去年の記事で、読んだ時はへえーとか思ってたんだけど、よく考えると相当おかしいなこれ。

どこがおかしいのかと言うと、読んだ時に納得してしまうその構造の根拠です。人をけなしたり批判するのが好きな皮肉屋は脳に損傷を受ける。ちょっと読むとこれ「ああ、悪いことってできないんだなぁ〜」なんて思っちゃうじゃないですか。

でもこれおかしいですよね。まるでそれじゃ、神さまが罰を与えてるみたいじゃないですか?

ふつう、人の体は、よく使うところは発達し、そうでないところは衰えるものです。筋肉もそうだし、脳だってそうですよね。だから、けなしたり批判したりを繰り返していれば、脳のそういう部分が強化されて、どんどんそれが上手になっていくだけ、であっても変じゃないというか、むしろそうならないとおかしいのでは。

けれどなぜかそうではなく、他人を疑ったり信用しないことは脳を傷つけるほうに働く、というのです。ふしぎですね。

使うと発達し使わないと衰える、の他に、なにかが体に変化を及ぼすことでぼくが知ってるのは、ストレスが掛かると胃がやられるってやつです。それに似てるのかな。もっとも胃の場合は胃液が増えるのに胃粘膜が弱まるってのが原因らしいですが、さて脳はどうやって損傷を受けるのか。けなすのも批判するのも疑うのもみな、ソフトウエアの話です。情報処理のはなし。ウイルスに感染したところでPCは壊れたりはしません、が、脳は悪いデータを処理することで物理的な損傷を受けるというのです。さてなにが起きてるんでしょうね。

だいたいおおむね、文章としてなんとなく論理的(「なんとなく論理的」なんてものがあるのかどうか)に繋がれば、ぼくらは「へえー」と思ってしまうものです。「ストレスを受けると自律神経がやられて胃に穴が開きます」と言われればなるほどそうかと納得するけど、この説明が「ストレスを受けると脳の防衛機能が働いて体はそれに耐えられる状態になります。人間は昔からいろいろなストレスを受けてきたので、それに適応できるような仕組みが備わっているのです」って言われたとしても、やっぱりぼくらは「へえー」と思ったに違いないのです。深く考えてなんていないっていうか。

そもそも「ストレスで胃に損傷」「疑い深いと脳に損傷」ってのは、なんなのか、どういう意味を持つのかってのがある。これは「適応できていない」ということなのか。それとも(恐ろしいことに)「適応の結果」だったりするのか。つまり、耐性の低い遺伝子が次世代に伝わらないようにするしくみ、だったりすることもあるんじゃないのかとか……。