「アベノミクスの真相」を読み終わる。久々にかなりレベルの高い本だ。著者の浜矩子教授のファンになってしまった。
— 長妻昭 (@nagatsumaakira) 2013, 7月 5
2013年のツイートです。浜矩子氏と言えばその著書で有名ですね。
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面白すぎだろ。毎年毎年ボジョレー・ヌーボーよろしく「来年こそは不況」と言い続けている。経済は波があるのでいつか当たる日は来るでしょう。逆に言えば、このシリーズが出てる間は好景気だったってことですか。
筆者は理系出身なので、理論が正しいかどうかは、理論による予測が現実をどの程度説明できたかに依存すると思っている。しかし、この考え方は必ずしも経済学の世界では一般的ではない。経済学者は、理論について議論するのが好きだが、理論に基づく予測を行わない。
筆者は、理論を可能な限り計量化し、予測が間違った場合には、次の予測を修正できるようにしている。それでも過去30年間で“打率”は7割程度だ。筆者のように統計分析をする者にとって、彼らがほぼ完璧に外すのは、デタラメにやってもなかなか難しいという意味でとても興味深い。
そう。「予測を全部外す」のは難しいのです。なぜならそれは「予測が全部当たる」の逆だから。浜矩子氏も学者なので、何かの根拠に基づいて予測を立てているのだと思いますが、その理論がパーフェクトに間違っているので、全部外れるという離れ業をやってのけているわけです。まず自分で予測して、次にその反対の行動を取れば、きっと今頃はお金持ちになっていたのではないでしょうか。いや、もしかして、お金持ちであるということは経済学者としては恥ずかしいことなのかな……。
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私に騙されない方法、なんて本も出しちゃう。おちゃめだなー。「この文はウソだ」みたいな感じですが。