すべての夢のたび。

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ふらふら着陸動画

黒い偵察機ドラゴンレディは思ったよりも着陸が大変… : ギズモード・ジャパン

慎重に慎重に…。


ロッキードU-2といえば、ドラゴンレディの愛称で呼ばれ、黒い機体が美しい偵察機です。7万フィート(約21km)もの高さを飛行し、軍の任務として偵察を遂行します。ただ、その美しさの反面、着陸がめちゃくちゃめんどくさい! その繊細かつ高い技術が要求されるドラゴンレディの着陸をSploidが動画にしているので、どうぞご覧ください。

www.youtube.com


冷戦時代に造られたこのU-2という飛行機、着陸のたびに、滑走路を車で後ろから追っかけてもらって実況してもらわないといけないらしいです。地面までの距離とか姿勢とか。なんでそんなことになってるの……?と思ってよく見ると、なんとこの飛行機、タイヤが胴体の中央前後2ヶ所にしかありません。つまり、ちょっとでも地面と平行でない状態、バランスを崩した状態で着陸しようとすると、主翼を地面にこすってしまう! そりゃいちいち案内してもらわないとおちおち着陸もできないわけです。ヤジロベエだか綱渡りだかしているみたい。


どうしてこんな妙な設計になってんのかと思ってWikipedia見てみた。

U-2 (航空機) - Wikipedia

なるほど、タイヤが胴体中央にしかないのは機体の軽量化のためだそうです。この飛行機は偵察機なのでものすごい高いところ(敵側の戦闘機が追ってこれないような)を飛ぶのですが、そんな高度になると空気が薄いので、機体が軽くないと充分な揚力が得られないらしいです。なんと高高度では最大速度よりほんのちょっと(時速にして18Km)でも遅いと失速してしまうという。なんつー飛行機や。

そして着陸時は翼端はもう地面に擦る前提になってるそうです。そういや主翼の端っこよく見ると、こすってもいいような感じになってるな……。

他にも、動画にも出てくるんですけどパイロットがほとんど宇宙服みたいの着てるとか、離陸時は補助輪付けるとか、いろいろ面白すぎというかムチャしすぎな設計になってるようです。もちろんそういう尖ったやつはくすぐられますよね。なのでこんな記事になってしまったわけです。