すべての夢のたび。

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彼らのお嫌いなもの


これは良記事でしたね。ISILはいったい何を怖がっているのか?

彼らの世界観の中核を成すものは、ムスリムとその他のコミュニティーは共存できないというものだ。そして彼らは毎日アンテナを張り巡らせて、その説を裏付けする証拠を探している。だから、ドイツの人々が移民を歓迎している写真は彼らを大いに悩ませた。連帯、寛容、・・・・それは彼らが見たいものではない。


"「全世界のムスリムVSそれ以外の人々(十字軍)」という構図を狂信する彼ら"は、世界が分断されていくことを告げるニュースを喜んで見ている。フランスが狙われたのも移民に寛容ではないと思われているから。だから、その反対のものを見せつけてやればいいのだという。

非常に示唆に富んでると思います。そして西側もそれに気づいてはいて、世界を3つに分けようとしている。つまり、ISIL、イスラム社会、その他、ですね。すくなくとも建前上、ISILはイスラムじゃないよってことにしている。イスラム社会もある程度この構図には乗ってます。

でもなんでしょうねぇ日本のマスコミは。西側のニュースで避けている表現を頑なに使いまくるのよね。



「イスラム国」って言うな!って言ってんのに。イスラムへの偏見を生み出すのに加担しているようにしか見えません。西側がイスラムコミュニティに戦争を仕掛けようとしている。そこに日本も乗ろうとしている。そう見せたいのかなぁ?って思ってしまいます。勘ぐりすぎですか? でも、そういう考えすらもなしに「イスラム国」の名称を使い続けてるとしたら、ただのバカです。ただのバカである可能性も排除できないところが恐ろしいのですが。


元人質の人は空爆に反対してる。ISILの思う壺だから、という理由で。この件は難しいですね。空爆は問題を解決するのかしないのか。フランスは手を強め、カナダは手を引いた。でも空爆を止めたらどうやってISILの増長を防げるのか。そして仮に空爆という暴力を振るった結果ISILが滅んだとして、その先にほんとうにイスラム社会と仲良くやっていける未来があるんだろうか、みたいな。