RWBY(ルビー)、観てきましたよ。めちゃくちゃよかった。最近見たアニメの中では圧倒的に一番ですね。劇場出て即BDを注文しました。
数年前、この赤い女の子(ルビー・ローズ)がモンスター相手にバトルする動画が話題になりました。日本のアニメを強く意識したキャラ造形と、ぶっ飛んだハイスピードアクション。がっしょんがっしょん変形する大鎌をぶん回す美少女。かわいさとカッコよさの融合。それがアメリカから出てきたってことで盛り上がったものです。萌えと中二病が太平洋を渡ったって。
で、まぁぼくは、たしかによかったけどでもこれって技術デモみたいなもんかなーと思って、それきり追いかけてなかったんです。しかし、他の3人(白・黒・黄)の女の子のトレイラーも作られ、シリーズもスタートして既にシーズン3にまで達し、そしてついに日本でBD/DVDが発売されるまでになったと。それを記念して劇場で2週間の限定公開をいまやってるのです。
それがですね、思った以上に凄いことになってて。かわいさとカッコよさ、だけじゃなくって、コメディシーンはおもしろいしストーリー展開はアツいんですよ。かわいくてカッコよくておもしろくてアツい。つまりいいアニメに必要なものが全部入ってるんです。それに、日本のアニメをリスペクトしてるシーンが随所にある。ルビーもぐるぐる目(目が回った!)や白目(ガーン!)になったりするしね(笑)。そしてさらに特徴的なのが、セリフ量の圧倒的な多さ。そこは日本アニメと違う。洋画なんです。洋画の日本語吹き替えのあのテンポで声優さんがしゃべりまくるのです。和と洋の幸福なミックスです。
「今一番はまっているのは虚淵玄」と語る3DCGアニメ「RWBY」のクリエイターが来日したので根掘り葉掘り聞いてきました - GIGAZINE
G:
日本語版のキャスティングについて、「RWBY」の制作スタッフから何らかのリクエストはあったのでしょうか?
ハドック:
私たちからキャスティングについてリクエストしたことは一切ありません。ワーナージャパンから送られてきたキャスティングの候補リストを見たときにパーティーを開くくらいうれしかったですからね。いつもアニメで見ている実力のある方々がリストに挙げられていたこともうれしかった理由の1つですが、本当に感激したのは、そのリストからワーナージャパンが私たちの作品やキャラクターをものすごく理解してくれていることが伝わってきたからです。最初に候補リストを受け取ったときは、制作スタッフ全員を集めてリストの上から順番に名前を読み上げていったんですよ。1人1人の名前を読み上げるたびに、「えー!昨日アニメでみたあの人が!?」「え!?それってあの人じゃないですか!?」といった具合にみんな絶叫して喜んでいました(笑)
制作スタッフも大満足だという日本語版のキャスティング。実は裏ではこんなふうになっていたらしい。
アニメ業界ウォッチング第15回:異色のアニメ「RWBY」が、ベテラン声優たちの“実力”を引き出す! 「RWBY」日本語版演出・打越領一インタビュー! - アキバ総研
──たとえば、プロの声優さんばかりではなく、話題作りのためにタレントさんを起用しようという考えはなかったのでしょうか?
打越 それは、まったく考えませんでした。ワーナーさんの意向としては、「日本のアニメに近づけたい」。つまり、日本のアニメを大好きな外国人の作った作品に、日本のアニメ声優の声を吹き込んであげたい。Rooster Teethさんの「僕らは日本アニメが大好きで、こんな作品を作ってみました」という、熱い心意気に応えたかったんです。
いい話です。ほんとうに好きなことをすると、ちゃんと報いがあるというのです。つーかタレント吹き替えはマジやめような。
というわけでRWBYですけど、今週金曜日で劇場公開はいったん終りです。時間つくって見に行ってください。
あとさーこれ主題歌がむっちゃアガる曲じゃないですか。
RWBYの曲は全部Jeff Williamsって人が作ってるらしいんです。で、この曲のボーカルはCasey Lee Williams。あれ、苗字おなじやんね、と思ったら、なんと娘さんらしい。まだ16歳でこの歌いっぷりらしい!(もうすぐ17) YouTubeで動画探したらルビー・ローズのコスプレして歌ってるのあった(笑)。