何度も言ってますが、告知後の「行けないけど頑張ってください」は本当にいりません。個人的に「来れます?」って聞いた場合は別ですが。用事があり来られない時は無言が一番です。ショービジネスをやってる人はこの気持ちが分かると思いますが。何気無く言ってる方は気をつけた方がいいと思います。
— 三代目 桂枝太郎 (@Edataro_Katsura) 2015, 12月 2
これなー。落語家さん。なんか叩かれてた。こんな感じで。
「本当は行きたいけれど行くことができない、でも応援してるから頑張ってください」はないがしろ、金を落とせないヤツは何も言うなって事なんですね♪
ファンあってのお仕事なのに嫌なヤツですね!笑
大して売れてもいないくせに偉そうに、みたいなのが多かったですね。言いたい放題すぎてわらう。
でもぼくも、行けなくても「行けないけど頑張ってください!って言うことにはイミがあると思ってました。ほんの少しでも、役に立たないかも知れないけど、応援してる気持ちが届けばいいみたいな。
しかし、そういうのはイミないらしい。なんでか考えた。
で、やっぱり芸人(アーティスト、俳優、その他諸々含む)、客あっての商売だからよな、って思います。人が来てなんぼ、だからですよね。上の「本当は行きたいけれど行くことができない」が、まずほとんどの場合ウソなんですよね。本当に行きたければ結婚式と葬式以外は用事ぶっちぎって行くんですよふつうは。言ってる本人は自覚ないだろうけど、「行けないけど頑張ってください」は「お前の芸はそれほどまでして見る価値はない」って宣告と同じなんですよね、芸を見せてお金をいただく人にとっては。
人が来てなんぼ。芸人なら誰だって売れてない時代を通ってきてるはず。これから出番なのに、誰も、1人も、客がいなかったらどうしよう、って想像を一度はしてるはず。そういう悪夢を「行けないけど頑張ってください」はよみがえらせるんだと思う。これから気合入れて行かなきゃいけないときにテンション下げまくるワードなんだと思います。たぶんね。そんなのがあちこちから来たらって考えるだけでもヤバい。
ならこのほんの少しでも応援したいという気持ちはどうすればいいのかって? わからん。「無言が一番」だけど、言うならでもせめて「行けないけど」は取った方がいいんじゃないのかな。実際に行ったほうがもっといいけど。あとはなんか買うとか。
お前の芸は見る価値がない。自覚ないけどそう言ってるのと同じだとしたら。そんな気持ちで言ってるんじゃない!って反論しますか? でもそれ以前に、もっと単純に、相手の嫌がることはするな、ってのがあるでしょう。相手の気持ちがわからなくても、してほしくないと言っていることをやめることはできますよね。わずかな自己満足のために他人を利用するなっつー。