すべての夢のたび。

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離婚調停 6回目(最終回)

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そして物語は急転直下の結末を迎える―――。


前回の調停で、調停委員さんや弁護士さんと、まぁあと2回で決着付かなかったら終わりで裁判に移行したほうがいいですね、なんて話をしていました。

さて今回、調停の直前にまた準備書面が送られて来ました。前回より更に厚く、更に要求が増えているもの。弁護士さんと打ち合わせで、無視で行きましょうと。これ作るのに掛かっただろう労力に対し、無視を選択(笑)。

で、向こうの資料に現在の双方の資産目録が付いてました。その半分が彼女の取り分となるわけですが、もともとぼくのほうが貯金やら投信やら退職金やらの分が乗っているので多いわけです。だから半分にするにはいくらか渡さないといけない。そして、そのほかにも向こうはいろいろ要求してきていてさらに巨額が積み上がっているのでした。

まぁその辺の理不尽なやつらは裁判やったら1/3も認められないだろうとこっちは踏んでいます。そこで、じゃあ家とプラスn万やるわ。それで合意できないなら裁判にしますわ。裁判やるならこっちもいままで目をつぶってあげてた分全部出していくからね。そう伝えてくださいと言って調停室を出ました。で、数十分して向こうのターンが終わって、またこっちが調停室に入ります。向こうは家プラス5n万(こっちが言った金額の5倍)を要求している、とのこと。お話になりませんとお伝えくださいと言ってまた調停室を出ました。

向こうのターンが終わってまた調停室に入ると、調停委員さんがやや興奮気味。向こうの弁護士さんが彼女を説得して、家プラス2n万で納得させることができそうだ、とのこと。まぁ弁護士やってるだけあっていいセン付いてくるなと思いました。調停委員さんに2n万出せませんか?と詰め寄られる(笑)。なんとか話をまとめたいので必死さが伺えます。1.5n万になりません?と聞いてみたら無理無理無理……と言われました。こっちの弁護士さんは出しすぎな気もするなぁと言っていたんですが、向こうの弁護士さんの働きと調停委員さんさんの顔を立てることを考え、こちらが折れることにしました。だって裁判になったらまた半年とか1年とか掛かるので、その間も生活費ほかを払わなくてはいけないのです。それ考えたら多少上乗せしてもいまここで終わらせたほうがいい。

というわけで合意に至り、突然部屋が慌ただしくなりました。と言ってもぼくは待合室にいるだけで、調停室に人が入ったり出たり入ったり出たりしているだけです。準備が出来たらしく呼ばれる。ぼく、ぼくの弁護士さん、彼女、彼女の弁護士さん、調停委員さん2名、書記官、そして裁判官の計8人が狭い部屋に。んで裁判官が合意事項を読み上げ、書記官がそれを記録していきます。調停成立。合意事項の中には、この件(離婚)に関してもう新たな訴えを起こすことはできない、との文もあります。これで完全に解放されるわけです。やったね。

裁判官と書記官が退出します。調停委員さんに頭を下げてお礼を言って、そのあと彼女のほうを見るとこっちを見ていて一瞬目が合いました。でもそのまま部屋を出ます。もう会うこともないだろうしそう願いたい。(ただし手続きがいろいろあるのでメールでやりとりはしています)


調停による離婚は、調停成立の瞬間に離婚となるのだそうです。役所への届け出は後追い。わかるそれ。じゃ、後は届けを出すだけですね、ってなって、そこから時間経って気が変わってモメてまたやり直しとか絶対ありそうだもん。その場で即離婚ってならないと意味ないってことだ。

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