すべての夢のたび。

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ダンケルク観てきた



TOHOシネマズ新宿のIMAXで見てきました。★★★★☆かな。良かったけど、ものすごく良かったではない。たぶん前評判が高かったため期待度も高すぎた。はい。インセプションとかインターステラーのほうが好きです。

まぁ映像はすごいな。すごい。満足しました。音響もすごい。ドッカンドッカン大騒ぎです。最初から最後まで。2時間ほど居酒屋で飲んだ後で見に行ったのにノンストップで戦争してて眠くなる暇もなかった。

まぁこれ皆さんご存知と思いますけど撤退戦の話なんですよね。追い詰められてもう武器も隠れる場所も為す術もないところに爆撃銃撃、さあどうするっていう。でも兵士は割と冷静なんですわ。諦めてるのかもしれないけど。取り乱さない。泣き叫ばない。ただ伏せる。頭を守る。陸がどこかもわからない暗い夜の海へ沈む船から飛び込む。そうなのかも知れないですね。訓練でそうなるんだろうか。

うーん?と思った2点。ぼくがドイツ軍だったらダンケルクの海岸にもっといっぱい飛行機を送り込むと思うんですけど、史実に忠実なんですかね。だって逃げようって連中が浜辺に超大量に集結してて人も船も爆撃し放題のボーナスステージなのに散発的に来るだけですよね。あれはなんなの。あとラスト近くで、救助の船が来たぞー!ってイギリス軍おおよろこびのシーンなんですけど、船少なくないですか……。もっと山盛りこないと逃げ切れなくないですか? ここもなんか、うーんんん???って思いました。

良かったのは、逃げてきた兵士の顔に老人が手を当てるシーンですね。このワンカットがダンケルクで一番いいところだと思います。全てが赦されるシーン。ここで涙がめっちゃボロボロ出てきてあと泣きながら見てた感じです。なんだぼく赦されたいのか。それはあるのかもしれません。あとプロペラ止まったパイロットはぐっと来るけどあれでぐっと来ない方がおかしい。ジャムのトーストと紅茶は出てくるたび笑う。

ダンケルク、ふつうの映画館で見ると小さかったり上下が切られてたりするらしいので、できればIMAXとかそういう特別なところで見るのがいいらしいです。見て損はないと思います。ぼくの「うーん?」て感想のほうが特殊で、ほとんどの人は「こりゃすげえ!」って感想を持つんじゃないかと。